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　現代を生きる私たちにとって、さまざまな社会的場面で意見の対立や紛争に直面したり、新たな社会関係の形成といった課題に取り組むことは避けられない。その際、私たちはどのような姿勢で、どのように対処すべきだろうか。

　私たちの社会はいよいよ成熟性を高めており、人々が互いに異なる多様な存在であることを尊重し認め合いながら、相互のたゆまない話し合いの努力を通じて新しい価値の創造に取り組むという基本的な姿勢が求められている。
　このアプローチは地道な努力を要するものであり、決して華々しいものではないが、広く人々の間に浸透すれば、社会的な諸課題への取り組みを支える大きな土台となることだろう。

　桐蔭横浜大学ミディエイション交渉研究所では、こうした社会生活上の問題への取り組みについて、ミディエイション（調停）や交渉というアプローチを基本に据えている。法学だけでなく、心理学やその他の関連諸分野を含めた総合的な研究を組織的に進め、その成果は、次世代を担う大学教育の刷新に活かすことを主たる目的として設立された。

　さらに、法曹（弁護士など）や隣接士業（司法書士、行政書士など）などの専門職の立場からだけでなく、社会的貢献の見地から、さまざまな仕事に携わる一般の方々に広く研修の場を広げていくことを重要な方針としている。

◆桐蔭横浜大学ミディエイション交渉研究所　国際シンポジウム
【日　時】
　（１）２００８年１０月２４日（金）１３時００分～１７時００分
　（２）２００８年１０月２５日（土）１０時００分～１７時１０分
【受　付】
　両日とも開始時刻３０分前より受付を開始
【場　所】
　桐蔭学園メモリアルアカデミウム内「ポロニアホール（B２F）」
　〒225-8502　横浜市青葉区鉄町1614番地
【参加費】
無料（メールによる事前申込みが必要）

◆プログラム概要

（１）第１日目（１０月２４日）
「国際ミディエイション研究会」（桐蔭横浜大学ミディエイション交渉研究所主催）
【開会の辞】（１３：００～１３：１０）
　山城崇夫（桐蔭横浜大学法学部長）
【報　告】（１３：１０～１４：５０）
　テーマ：「調停・和解の理念と技法」
　第１報告（１３：２０～１３：５０）
　　　陳剛（上海華東政法大学教授）
　第２報告（１３：５０～１４：２０）
　　　草野芳郎（学習院大学法科大学院教授）
　第３報告（１４：２０～１４：５０）
　　　孫漢琦（延世大学校法科大学教授）
【休　憩】（１４：５０～１５：１０）
【討　論】（1５：１０～１７：００）
　コメント：猪股孝史（桐蔭横浜大学法科大学院教授）・尹龍澤（創価大学法科大学院/法学部教授）・郭美松（西南政法大学副教授）
　総括コメント：垣内秀介（東京大学法学部准教授）

※１７：３０より桐蔭学園メモリアルアカデミウム（MEMORIAL ACADEMIUM）2Ｆ・カフェポロニアにおいて、レセプション（有料）を予定。

（２）第２日目（１０月２５日）
「第３回東北アジア民事訴訟法国際シンポジウム」（桐蔭横浜大学主催）
【開会の辞】（１０：００～１０：２０）
　陳剛（上海華東政法大学教授・東北アジア民事訴訟法研究会代表）
【報　告】（１０：２０～１２：００）
　テーマ：「各国民事訴訟の現在と未来」
　第１報告（１０：２０～１１：００）
　　　陳桂明（中国人民大学法学院教授・中国民訴法学研究会会長／中国法学期刊研究会会長）
　第２報告（１１：００～１１：３０）
　　　孫漢琦（延世大学校法科大学教授・中国法研究センター所長）
　第３報告（１１：３０～１２：００）
　　　竹下守夫（駿河台大学総長）
【昼　食】（１２：３０～１３：３０）
【見　学】（１３：３０～１４：３０）
　旧横浜地方裁判所陪審法廷およびサヴィーニミュージアムなど
【討　論】（１５：００～１６：３０）
　コメント：陳彬（西南政法大学学長）・小林学（桐蔭横浜大学法学部准教授）・山本和彦（一橋大学大学院法学研究科教授）
【特別報告】（１６：３０～１７：００）
　大澤恒夫（桐蔭横浜大学法科大学院教授）
【閉会の辞】（１７：００～１７：１０）
　小島武司（桐蔭横浜大学学長）

※詳細は本学ホームページをご覧ください。
http://www.cc.toin.ac.jp/univ/japanese/mediation/#gyouji

▼本件に関する問い合わせ先
　桐蔭横浜大学　ミディエイション交渉研究所
　TEL：　045-972-5881（代）
　FAX：　045-972-5968
　E-mail：　medinego@cc.toin.ac.jp