神奈川工科大学

学部・学科の枠に捉われない新しいかたちの教育プログラム「KAIT Stop the CO2 Project」に全学部全学科から76名が履修──神奈川工科大学

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2009年4月、神奈川工科大学では、学部・学科の枠に捉われない新しいかたちの教育プログラム「KAIT Stop the CO2 Project」がスタート。その分野に興味があれば、どの学部・学科の学生でも参加することができる。

 2009年4月、神奈川工科大学では、学部・学科の枠に捉われない新しいかたちの教育プログラム「KAIT Stop the CO Project」がスタート。その分野に興味があれば、どの学部・学科の学生でも参加することができる。このプログラムのために新設された1年前期の「Stop the CO入門」には、本学に設置している全ての学部・学科から履修者が出ており、合計76名の学生が現在受講している。

■KAIT Stop the CO Projectとは
 地球温暖化現象は今や、私たちが避けて通れない環境問題のひとつ。その防止に向けたCO削減の研究は現在も世界中で進められている。このプロジェクトでは、そうした地球環境問題への取り組みを通じて、さまざまな知識を身につけるとともに、広い視野と問題解決に対する総合力を養い、社会に貢献できるエンジニアの育成を目指す。このプロジェクトの特徴は、学部・学科の枠に捉われない新しいかたちの教育プログラムであること。学生は、その分野に興味があれば誰でも参加することが可能。学部・学科の枠を超えた4年間一環のプロジェクト教育である。

■プロジェクトの基本コンセプト
(1) 2年次までは、Stop the CO関連の導入科目とプロジェクト科目をもとに興味・関心を維持・発展させながら入学した学科で必要となる専門基礎を身につける。
(2) 3年次からは、自主的に自分の興味・関心のあるStop the CO関連科目を学部・学科を越えて自由に履修。
(3) 4年次には、その集大成として、所属学科の教員はもちろん、希望すれば学部・学科を超えたプロジェクト教員の下で自分の興味あるテーマの卒業研究を行うことができる。

■神奈川工科大学と環境とのかかわり
 神奈川工科大学は、初代学長が太陽エネルギー研究の創始者である谷下市松であり、以来環境エネルギーに関する研究が活発に進められてきた。現在も、2007年度に「太陽エネルギーシステム研究開発センター」が設置され研究が行われているほか、大学としても2008年度からエコ推進室を設置し、本学周辺のごみ収集などの活動のほか、学食などから出る植物油からバイオディーゼル燃料を製造し学園バスの燃料として使用している。

▼本件に関する問い合わせ先
 神奈川工科大学 企画広報課
 〒243-0292 神奈川県厚木市下荻野1030
 担当: 石田
 TEL: 046-291-3002
 E-mail: kikaku@kait.jp
 http://www.kait.jp/

629 1年前期の「Stop the CO2入門」授業風景