神奈川工科大学

財団法人日本児童文化研究所と神奈川工科大学が、相澤次郎博士製作のロボットの「修復プロジェクト」を開始

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財団法人日本児童文化研究所と神奈川工科大学は、2009年7月より、同財団の初代理事長、故・相澤次郎博士が製作したロボットの「修復プロジェクト」を開始した。ロボットの修復は、神奈川工科大学ロボット・メカトロニクス学科の課外授業の一環として行われる。

 財団法人日本児童文化研究所(所在地:東京都文京区湯島、理事長:大森順方)と神奈川工科大学(所在地:神奈川県厚木市、学長:小宮一三)は、2009年7月より、神奈川工科大学 KAIT工房(神奈川県厚木市)にて、同財団の初代理事長、故・相澤次郎博士が昭和34年から製作したロボットの修復プロジェクトを開始した。

 このロボットは、当時「家庭用ロボット」と呼ばれ、相澤博士により約800体製作された。現在、同財団により、スタンプロボットやカメラマンロボットなど数体が保管されている。
 これを今回、神奈川工科大学の兵頭和人教授と岡本正行非常勤講師(MANOI企画)が中心となり、神奈川工科大学の学生と外部アドバイザー(テクノロード開発責任者/浅野克久)の協力のもと、神奈川工科大学 KAIT工房にて、動いていた当時を再現できるよう、順次、ロボットを修復する。
 修復されたロボットの一部は、2009年9月に開催されるジャパンロボットフェスティバルinTOYAMA(富山産業展示館テクノホール<富山県富山市>)にて一般公開を行う。

 今回のプロジェクトは、こうしたロボットの修復活動を通じて、約50年前の技術を考察、ロボット技術に関する理解を深め、将来の科学技術の発展に寄与することを目的としている。

【相澤博士のつくったロボット(財団法人日本児童文化研究所所有)】 
 昭和30年代から50年代にかけて、日本児童文化研究所の故・相澤次郎博士が製作したロボット。 
 当時、テレビや雑誌等で紹介されると共に、1970年に大阪で開催された日本万国博覧会(万博)にも出演、人気を博した。本プロジェクトでは、この約50年前に製作されたロボットを、神奈川工科大学の課外授業の一環として解体・修復作業を行い、修復後は半世紀前の技術を通じて、相澤博士のロボット開発に対する想いと歴史を体験してもらえるよう、各種イベント等へのレンタルも視野に入れている。

【写 真】
7月29日プレス発表会風景(神奈川工科大学 小宮一三学長の挨拶)

▼本件に関する問い合わせ先
 神奈川工科大学 企画広報課
 〒243-0292 神奈川県厚木市下荻野1030
 担当: 石田
 TEL: 046-291-3002
 E-mail: kikaku@kait.jp
 http://www.kait.jp/

740 神奈川工科大学 小宮一三学長の挨拶