多摩美術大学

多摩美術大学が『メディア・エクスプリモシンポジウム2009:「情報があふれかえる社会」から「表現が編みあがる社会」へ』を開催

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多摩美術大学情報デザインコースの須永剛司教授が研究代表を務める「media exprimo(メディア・エクスプリモ)」は、10月3日(土)に「メディア・エクスプリモ シンポジウム2009」を開催。当日は、市民参加型の技術システムと文化プログラムをデザインする活動の成果を「MELL platz(メル・プラッツ)」の支援を受けて報告し、共に議論を深めていく。

 1990年代以降、インターネットやケータイなどの新しいメディアが急速に普及。今日では多くの人々がブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを用いて、自分や地域のことを語るようになった。
 しかし、情報が溢れかえる中、私たちの生活は本当に充実しているといえるのだろうか――。そうした思いに駆られた人々が、世界のあちこちで独自のメディア表現に取り組み、自分たちの物語を編みあげつつある。

 「メル・プラッツ」は、そうした人々のために、メディア表現とリテラシーについて共に語り合う「広場」として、異種混淆的ネットワークをつくってきた。
 「メディア・エクスプリモ」は「市民芸術創出プラットフォームの構築」を目指した情報デザインの学際的な共同研究である。市民のメディア表現や芸術活動を、より自律的、持続的で、協働的なものにしていくために、文理越境型、市民参加型の技術システムと文化プログラムをデザインしている。

 このシンポジウムでは、須永剛司教授による基調報告をはじめ、研究グループによる研究報告やパネルディスカッション、システムデモンストレーションなどが行われる。

※メディア・エクスプリモは、独立法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究 推進事業(CREST)の一環として進められている。

■「メディア・エクスプリモシンポジウム2009」概要
【開催日時】
 2009年10月3日(土)
 13:00~18:00(その後、交流会あり)
【開催会場】
 東京大学本郷キャンパス工学部新2号館9階93B情報学環スペース
 ※地下鉄丸の内線・大江戸線[本郷三丁目駅]から徒歩8分
 ※地下鉄南北線[東大前駅]から徒歩8分
【参加費】
 無料(交流会は有料)
【共催】
 メディア・エクスプリモ、メル・プラッツ

【プログラム】
 ●12:30 開場
 ●13:00~13:45
  ○あいさつ
   須永剛司(多摩美術大学)
   西村拓一(産業技術総合研究所)
   堀浩一(東京大学)
   水越伸(東京大学)
  ○基調報告
   須永剛司
 ●休憩(約5分)
 ●13:50~14:50
   ○水越&堀グループ報告
    「メディア実践のひろがりを支えるために」
 ●休憩(約10分)
 ●15:00~16:00
  ○須永&西村グループ報告
   「メディア表現の深化をめざして」
 ●休憩(約30分):活動展示、システムデモンストレーションほか
 ●16:30~17:45
  ○パネルディスカッション
   境真理子(桃山学院大学)
   本橋春紀(BPO 放送倫理・番組向上機構)
   須永剛司ほかメディア・エクスプリモのメンバー
 ●18:00~19:30
  交流会(有料)

※事前に申し込みは必要ありません。

▼本件に関する問い合わせ先
 多摩美術大学CREST研究室
 E-mail: info-tamabi_crest◎mediaexprimo.jp
 (注)◎は「@」(アットマーク)を示します。