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人間総合科学大学が2月20日に「心身健康科学シリーズ」最新刊『人体の構造と働き』を刊行

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人間総合科学大学(さいたま市岩槻区、学長:久住眞理)は、教育と芸術の融合、そして学問と文化の統合をテーマに、「よりよく生きる知恵(Knowledge for Well-Being)」の創出を目指し、社会人、大学生、医療従事者のためのテキストとして紀伊国屋書店から「心身健康科学シリーズ」を刊行。2月20日には、その最新刊『人体の構造と働き』(著者:久住武、鈴木はる江、鍵谷方子、佐藤優子)が発売される。

 この心身健康科学シリーズは、さまざまな領域によって個別に論じられている現代人の「健康とは何か」という問題を「こころ」と「からだ」の関連性を中心テーマにすえて、統合的に扱うことを特徴としたシリーズである。
 今回、発刊される心身健康科学シリーズ『人体の構造と働き』は、医療系専門学校生のみならず、大学の基礎教育、教養教育に最適な、人体の構造とその機能の基礎をわかりやすく解説した教科書である。

■『人体の構造と働き』
・発  行: 2010年2月20日(土)
・監  修: 久住眞理・佐藤昭夫
・著  者: 久住武、鈴木はる江、鍵谷方子、佐藤優子
・発 行 所: 人間総合科学大学
・発 売 元: 株式会社 紀伊國屋書店
・仕  様: B5判、並製、中面2色
・予  価: 2,600円

◎心身健康科学シリーズ「人体の構造と働き」の特徴
■従来には見られない解剖生理学の教科書
 監修者久住眞理が、叢書全体のコンセプトとして「心身両者のバランスをとることで、より賢く生きることができる」と述べているように、本書は、「こころ」と「からだ」の関連性に焦点をあてて身体の構造と機能を解説したユニークな解剖生理学の教科書である。

■見開き単位のわかりやすいテーマ別構成
 本書は、看護、理学療法、作業療法、はりきゅう等医療系専門学校の学生のみならず、大学の基礎教育、教養教育に最適な専門書として、見開きのページ単位で展開される「本文」「図表」「解説」を関連づけながら、人体各部の構造と機能、人間のからだの仕組みと成り立ちが、テーマごとに確実に理解できるように構成されている。

■自学自習をはかるステップアップ学習
 本書は、参考書としては勿論のこと教科書としても学習しやすくまとめられている。特に、国家試験対策としての知識の総まとめに有効であるとともに、医療系専門学校生や医療従事者の疑問の解決にも役立つステップアップ学習が可能である。

■専門の教授陣による執筆
 本書は、発行元・人間総合科学大学の人間科学部(人間科学科、健康栄養学科)、大学院(心身健康科学専攻)において蓄積された知識のエキスを結集し、「こころ」と「からだ」の専門家である教授陣が総力をあげて作り上げています。医療系専門学校の基礎教育や一般大学の人間理解のための教養教育、さらに医療従事者のナビゲーターとして活用できる。

◎目次〔概要〕
第1章 人体のつくり……細胞と細胞の環境
第2章 血液……血液と血漿の働き
第3章 循環器系……血液を循環する仕組み
第4章 呼吸器系……酸素と二酸化炭素の交換
第5章 消火器系……食物の消化と呼吸
第6章 栄養素と代謝……栄養素の働き
第7章 体温調節……体温を保つ仕組み
第8章 泌尿器系……尿の生成と排泄
第9章 内分泌系……ホルモンの働き
第10章 生殖機能とヒトの一生
第11章 神経系……身体機能の調節
第12章 運動器系……骨格と骨格筋の働き
第13章 感覚器系……環境情報の受容
第14章 ホメオスタシスの維持と自律神経

◎「心身健康科学シリーズ」推薦の言葉
○日野原重明 聖路加国際病院名誉院長
 人間には、本来的にどんな試練にも立ち向かう力が備わっている。だからどんな環境にあっても、どんな健康状態にあっても「生きがい」を実感することができる。本シリーズに提唱されている「よりよく生きる知恵(Knowledge for well-being)」とは、私たち人間が「生きがい」を得るために必要なエッセンスである。

○谷口和久: 学校法人 明治東洋医学院・明治国際医療大学 理事長
 長寿社会を迎えている私たちに対して、「どのように対処すべきか」という命題に明快に記述されている。本叢書のねらいは人間の「こころ」と「からだ」の相関性と生命現象のメカニズムを解明するために統合的に捉える主旨で、人間総合科学大学の英知を結集され、より優れた執筆陣を網羅している。さらに本シリーズは、大学生ならびに専門学校生たちの年齢層に対しては、「こころ」と「からだ」を別々に扱うのではなく、両者を関連づけて自立して解決できるように、分かりやすく解説を加えており、心身ともに健康で前向きな姿勢で明日を切り開く指針にもなるような具体的で豊富な内容となっている。
 「健康で幸福に生きたい」と願う、私たち一人ひとりの必読書としてここにお薦めするものである。

○後藤修司: (学)後藤学園 理事長、(社)全日本鍼灸学会 会長
 医療や鍼灸臨床はまさしく「人間学」の実践だといわれている。それを科学化するには、従来の分析科学とは違う方法論が必要とされる。学際的なアプローチからの新しい「知」の体系の構築が必要なのである。本シリーズは、まさしく心と身体を扱う学問領域を横断的にまとめようとされた画期的かつ新しい発想の素晴らしい企画だと感じた。

○藤田紘一郎(免疫学、人間総合科学大学・大学院)
 現代社会では、細菌とかウイルスなどの微生物との付き合いがほとんどない、キレイ過ぎる生活が当たり前になっている。これでは、人間が本来持っている免疫力が弱まってしまう。免疫力が弱ると病気にかかる。身体だけでなく、心の健康に関しても同じことがいえる。現在の「過保護社会」では、心の免疫力が弱ってくる。「キレイ社会」「過保護社会」が心身の病気を促進しているのではないだろうか。
 心身健康科学シリーズは、現代人にとっての健康とは何か、主体的に生きるとはどういうことかといったテーマから、現代社会の抱える「よりよく生きる」ための難問を科学的・総合的に解決する。

▼出版に関する問い合わせ先
 人間総合科学大学 法人事務局
 〒339-8539 埼玉県さいたま市岩槻区馬込1288
 TEL: 048-749-6111
 FAX: 048-749-6110
 E-mail: inoue@human.ac.jp
▼発売に関する問い合わせ先
 紀伊國屋書店営業総本部(紀伊國屋書店和書部/香田)
 〒153-8504 東京都目黒区下目黒3-7-10
 TEL: 03-6910-0533
 FAX: 03-6420-1364