多摩美術大学

多摩美術大学とベルリン芸術大学の学生有志が「交流展」を開催

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2009年度から始まった多摩美術大学とドイツ・ベルリン芸術大学の交換留学制度をもとに、3月4日(木)から3月7日(日)まで、学生有志で企画した展覧会を行う。交換留学制度では、ベルリン芸術大学デジタルメディアクラスの学生が、多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コースの学生たちと様々な考えを交換(exchange)し、互いに共鳴(resonance)し合うことで、多くの新たな思考や可能性が生まれた。今回の展覧会では、両大学の学生作品展示を通して、さらなる創造の可能性を生み出すことを目的としている。


 多摩美術大学では、2009年度よりドイツ・ベルリン芸術大学と交換留学制度を締結。この制度によって、友人がドイツへ向かい、代わりに日本へ新たな友人がやってきた。
 ベルリン芸術大学の学生2人は美術学部情報デザイン学科情報芸術コースに在籍。デジタル・テクノロジーやバイオ・メディアなど、先端的なメディアを駆使したインスタレーションやパフォーマンス、映像音響作品、写真、バイオ・アート、デジタル・アニメーションなど多彩な芸術表現に取り組む学科だ。
 交換留学によって、これまで自分がやってきたことが世界とつながっているという実感を得た学生たちが、渋谷で作品を一同に会す機会を企画した。それが今回のIDD meets Digitale Klasse 多摩美術大学大学院情報デザイン領域・ベルリン芸術大学デジタルメディアデザイン有志合同展」である。同じ情報芸術コースで学ぶ研究生、大学院生を中心として、ベルリン芸術大学デジタルメディアクラスにいる学生たちからも作品を募り、総勢25人による展示となっている。
 
 講義や食事を共にし、互いの作品の事を話し、同じアトリエで制作し、さらにはこの展示の準備を進めるといった過程を通して、様々な考えが交換(exchange)され、互いに共鳴(resonance)することで、多くの新たな思考や可能性が生まれた。この展覧会を作品展示の場としてだけでなく、新たな交換と共鳴が生まれ、何かを考え始めるきっかけとなるような場にしたいと考えている。
 日本とドイツの若いアーティストによる先鋭的なメディア・アート、デザインをぜひお楽しみいただきたい。
 
IDD meets Digitale Klasse 多摩美術大学大学院情報デザイン領域・ベルリン芸術大学デジタルメディアデザイン有志合同展 exchange/resonanceshare new media, art, ideas, experiences…~」
◎会期: 2010年3月4日(木)~3月7日(日)
     11:30~19:00(最終日は16:00まで)
◎会場: Gallery LE DECO 1F、4F、5F
     東京都渋谷区渋谷3-16-3 ルデコビル(電話:03-5485-5188)
◎出品作家:
・多摩美術大学―——多田ひと美、泊佳孝、佐藤紀行、豊嶋七瀬、木村功平、伊藤大茂、烏田晴奈、オオダイラメグミ、曳野真帆、Karin Pisarikova、Mario Milakovic
・ベルリン芸術大学―——Andreas Schmelas、Benjamin Maus、Constantin Engelmann、Florian Kühnle、Frederic Gmeiner、Julius von Bismarck、Martin Kim Luge、Sandra Dick、Sebastian Schmieg、Stefan Höderath、Stefan Stubbe、Tim Horntrich、Torsten Posselt、Johannes Büttner
◎関連イベント: オープニングトークセッション
 3月4日(木)19:30~21:00(18:30オープン)
 出演: Jussi Ängeslevä(ベルリン芸術大学教授)、久保田晃弘(多摩美術大学教授)、港千尋(多摩美術大学教授)、四方幸子(NTT ICC特別学芸員)、真鍋大度(ハッカーズスペース4nchor5 la6主宰)、Alvaro Cassinelli(東京大学助教)
 ※イベント当日、混雑した場合は入場制限させていただく可能性がございます。また、出演者は変更になる場合がございます。予めご了承ください。最新情報はwebにてご確認ください。《 http://iddtama.com/
 
■「IDD」について 《 http://www.idd.tamabi.ac.jp/
 多摩美術大学情報デザイン学科(IDD)情報芸術コースでは、デジタル・テクノロジーやバイオ・メディアなど様々なメディアを活用したインスタレーションやパフォーマンス、映像音響作品、写真、ソフトウェア・アート、バイオ・アート、デジタル・アニメーションなど多彩な芸術表現に取り組んでいる。また、大学院では、作品制作だけでなく、緻密なリサーチやフィールドワークによって、自らの思考と行為のプロセスを論文にまとめる。こうした、実践的な制作研究によって、芸術・科学・技術・哲学の統合的な理解を目指している。
 
■「Digitale Klasse」について 《 http://digital.udk-berlin.de/
 ベルリン芸術大学デジタルメディアデザイン学科では、ヨアヒム・ザウター/ユッシ・アンジェスレヴァ指導のもと、デジタル・メディア/カルチャーを研究し作品制作を行っている。この学科では、既存の方法論に固執することなく、現状に疑問を投げかけ、様々な実験的試みを通して、未来への可能性を探っている。具体的にはプログラミングやエレクトロニクスなどの技術的分野を、伝統的な芸術分野と融合することにより、十分に考え抜かれた完成度の高いアート、デザインを生み出している。また、研究テーマを半年毎に変え、常に現状に応じた社会現象を見据えながら新たな可能性を探求している。本展では、このデジタルメディアデザイン学科の考え方を多くの方々に紹介していきたいと考えている。
 主に「Extended Photography」と「Indie Design」という二つのテーマに重点をおき、近年の研究・作品をまとめて展示する。
 
 
▼本件に関する問い合わせ先
 多摩美術大学 企画広報部
 TEL:03-3702-1168
 FAX:03-3702-9416

1121 Mario Milakovic「The Sugar Warehouse」

1122 Johannes Büttner「the movement」

1123 Karin Pisarikova「Four elements: Earth」

1124 多田ひと美「全的に歪な行且 -第二犯-」