人間総合科学大学

心身相関の科学を研究する――人間総合科学大学 心身健康科学研究所

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人間総合科学大学・心身健康科学研究所では、生体に加わった刺激(ストレス)がヒトの自律神経機能や運動神経機能にどのような形で現れるのかを計測・分析し、生体システムを探究する研究を行っている。また、人間のこころの動きが、体調や感情、さらには行動にどのような影響を及ぼすのかといった研究も行い、注目を集めている。

 近年、テレビや新聞、インターネットなどで、脳を「理解しよう」「治そう」といった話題が数多く流れている。事実、こころや精神の宿る「脳」では、外側からはストレスやいじめ、内側からは動脈硬化やメタボリック症候群などに打たれ、傷つき、悲鳴を上げている。

 こうした中、人間総合科学大学・心身健康科学研究所の研究活動の核となっているのが、ストレスに関する研究である。ヒトの自律神経機能や運動神経を通して、どのようにからだやこころの変化を発現させるのかについて客観的に計測・分析し、生体システムを探究するというものだ。また、人間のこころの動きが自律神経等を介して体調や感情、さらには行動にどのような影響を及ぼすのかという研究も行っている。

 これらの実験に際しては、さまざまな最新機器を用いて測定、分析を行っているが、その過程で、神経の基本的なシステムから脳全体の働きまでを理解するための研究なども進めている。この研究では、脳を作っている神経細胞や神経繊維が興奮を伝える様子を双極子追跡法と呼ばれる手法を使ってとらえ、脳機能について解明していくのが狙いだ。

 同研究所では、大学院教育との連携や、日本心身健康科学会との共同研究を推進することも目的としており、今後も着実な研究成果を積み上げていきたいと考えている。

▼本件に関する問い合わせ先
 人間総合科学大学 広報課
 〒339-8539 埼玉県さいたま市岩槻区馬込1288
 TEL: 048-749-6111
 FAX: 048-749-6110
 http://www.human.ac.jp/