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杉野服飾大学では、8月11日(水)まで「現代衣裳の源流を探る―ウォルト・イヴニングドレスの復元―」を開催。「オートクチュールの父」と称されるウォルトの作品を復元し、一般公開している。また、6月26日(土)、7月3日(土)には、ドレスの復元に関する調査研究の成果を報告する公開講座を開催する。
シャルル・フレデリック・ウォルト(Charles F. Worth, 1825-95)は、それまでの仕立て服業を今日の高級ブランドビジネスに変え、裁縫師を権威あるクチュリエに変えたことから「オートクチュールの父」と称されている。
杉野服飾大学は文部科学省よりオープン・リサーチ・センター整備事業の選定を受け、平成19年度から3年間にわたり「ウォルト作品復元プロジェクト」を実施した。この事業は、杉野学園衣裳博物館が所蔵するメゾン・ウォルトのイヴニングドレスの調査、服飾資材の復元とドレスの復元を行い、あわせて保存・展示環境の調査と整備を行ったものである。
全計画の3年間を終了した現在、展示会「現代衣裳の源流を探る―ウォルト・イヴニングドレスの復元―」においてその成果を公開している。
≪現代衣裳の源流を探る ―ウォルト・イヴニングドレスの復元―≫
●会 期: 2010年3月13日(土)~2010年8月11日(水)
●会 場: 杉野学園衣裳博物館 本館
●開館時間: 10:00~16:00
●休館日: 日曜・祝日・大学の定める休業日
●入館料: 一般300円、高校生250円、小・中学生200円
●主 催: 杉野服飾大学
●共 催: 杉野学園衣裳博物館
●展示協力: アトリエ後藤・(株)七彩・(有)保存展示環境研究所
また、「現代の衣裳の源流」がこのようなところから発祥し営々と築かれ磨かれ、時や国などの社会的条件によって変化し「今、着ている服」に進化してきた現状を知っていただくべく、品川区との共催で公開講座を開催する。
一着のドレスの復元は、多くのことを教えてくれた。その内容について報告する公開講座となっている。
≪公開講座 概要≫
●2010年6月26日(土)
・講演 13:30~15:00
「ウォルト・イヴニングドレスの復元」調査研究報告I
(1)ウォルトとオートクチュール
(2)復元調査研究「素材」について
・博物館見学 15:00~15:30
●2010年7月3日(土)
・講演 13:30~15:00
「ウォルト・イヴニングドレスの復元」調査研究報告II
(1)復元調査研究「イヴニングドレスの復元」について
(2)復元調査研究「保存・展示・データベースの紹介」について
・博物館見学 15:00~15:30
▼受講申込など 本件に関する問い合わせ先
杉野服飾大学オープン・リサーチ・センター
〒141-8652 東京都品川区上大崎4-6-19
TEL: 03-3491-8152(直通)
E-mail: orcsymp@sugino.ac.jp
http://www.sugino-fc.ac.jp/project/worth/