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テンプル大学ジャパンキャンパス

日本校で出願から卒業まで。学部卒業生の３人に１人が外国人――テンプル大学ジャパンキャンパスが２０１０年度卒業式挙行

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テンプル大学ジャパンキャンパス（東京都港区／学長ブルース・ストロナク）では６月６日に、都内の品川プリンスホテルにて２０１０年度卒業式を挙行した。今年の卒業生は学部課程（準学士・学士）、大学院課程（修士・博士）合わせて２３４名。学部の卒業生１４０名のうち３割超を外国籍が占め、この比率は今後も上昇すると予想されている。また、外国籍の内訳は米国の６割を筆頭に、１４か国・地域にわたっている。


　テンプル大学ジャパンキャンパスでは、米国フィラデルフィアにある本校を含む、海外のさまざまな大学から来た３か月～１年間の短期留学生が学んでいる。しかし、テンプルジャパンで卒業を迎える外国人学生は、海外からテンプルジャパンに直接出願し、日本に長期滞在しながら規定単位を修め卒業していく「長期留学生」が多数を占めている。
 
　この長期留学生の数は、文部科学省より外国大学日本校の指定を受けた２００５年以降大幅に伸びており、現在の学部課程在籍数の３割程度となっている。留学ビザの不要な在日外国人家庭の子弟なども含めれば、今後ジャパンキャンパスから巣立っていく外国籍の学生は４割となる見込みだ。
 
　彼らの卒業後の進路を見ると、４分の１がそのまま日本で就職し、日本の経済社会に貢献を果たしている。日本を離れた卒業生も、長期滞在した親日派として世界で活躍中だ。また、日本人学生については、英語力だけでなくプレゼンテーション力や論理的思考力も高く評価されており、国内外で高就職率を維持している。
 
　なお、このたびの卒業式は、５月１４日に行われたテンプル大学本校の第１２３回卒業式の一環として開催された。米国本校とジャパンキャンパスを合わせたテンプル大学卒業生総数は８，２１５名に達し、１８８４年の創立以来最多となった。
　米国本校からはアン・ウィーバー・ハート総長、パトリック・オコナー理事長をはじめとする７名からなる代表団、米国大使館より広報・文化交流担当フィリップ・ホフマン公使など多数の来賓が参列し、卒業生の門出に華を添えた。
 
　基調講演では、ＴＵＪ理事会会長を務めるＧＥヘルスケア・アジアパシフィック　コミュニケーション本部長の金子みどり氏が、「これから羽ばたく卒業生の皆さんに、国際的な組織で素晴らしいリーダー達と共に働いてきた私自身の経験から、３つの言葉をお伝えしたいと思います。リーダーシップ、オーナーシップ、そして、シチズンシップ。将来、本当に成功するためには、これらがとても重要です」と述べ、締めくくりに「世界が皆さんに大きな期待を寄せています」と、はなむけの言葉を贈った。
 
◆２０１０年度　ジャパンキャンパス卒業生総数：２３４名
　準学士１０名、学士１３０名、法学修士２１名、経営学修士２３名、教育学修士４１名、教育学博士９名
 
＜ビデオ＞ http://www.tuj.ac.jp/graduation2010/video.html
　※今年度より卒業式インターネットライブ中継を行い、世界各地から視聴できるよう動画配信が行われた。
 
▼本件に関する問い合わせ先
　テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部
　E-mail：　pr@tuj.ac.jp
　TEL：　03-5441-9801

1347 挨拶するストロナク学長

1348 式帽を投げ上げる卒業生たち

1346 卒業生とその家族ら約600名が出席