学習院大学

「学習院大学のエコを考える会」始動――目白キャンパスの環境保全という身近なところから、地球全体の環境問題を考える

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初めて訪れる人は必ずといっていいほど、その広さと緑の多さに感嘆する学習院・目白キャンパス。都心で一番ともいわれる美しいキャンパスを維持しながら地球環境問題を考えていくために教職員・学生が協力して活動を始めた。

 JR山手線目白駅から徒歩1分足らずの好立地にあって20万平方メートル〈東京ドーム4個分〉超の広さを有する学習院・目白キャンパスは、その面積の半分近くが緑地。約150種類、4,400本の樹木の緑陰効果で、夏には外から訪れる方々から、「学習院の門を入ると涼しい。1、2度違う感じ」と言われ、近隣の方々のオアシスともなっている。

 このように、“キャンパスの存在そのものがエコ”といっていい目白キャンパスでは、最新技術を駆使した省エネルギー対策とは別に、学部を超えて教職員と学生が協力し、設備、ごみ対策などの日常的な問題から、学生・教職員の意識改革、関連の講義、授業についてもフリーに意見交換する「学習院大学のエコを考える会」(座長・持田邦夫副学長)を昨年12月に立ち上げた。
 今後はキャンパス内にある「血洗の池(※注)」の水質浄化を行って蛍を呼ぶ取り組みなど、身近なところから地域、国、世界の環境問題を考え改善への緒とするために活動していく。


※注 血洗の池(ちあらいのいけ)
 湧水でできた池で、明治以前は灌漑に用いられ、水門があった。明治41年に学習院がこの地に移転してから、その昔、堀部安兵衛が血刀を洗ったという伝説ができ、この名で呼ばれるようになった。学習院卒業生の三島由紀夫が学習院の高等科生を主人公に書いた小説「春の雪」にも、生徒たちの散策の場として何度か登場する。


▼本件に関する問い合わせ先
 学校法人 学習院
 総合企画部広報課  青崎、杉本
 TEL:03-3986-0221(代表) 内線2290

1442 血洗の池