岡山大学

岡山大学の「理数系教員養成ネットワーク拠点形成」計画が、地域小中学校の理数教育で中核的な役割を担う教員を養成する「理数系教員養成拠点構築事業」に採択

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(独)科学技術振興機構が実施する平成22年度「理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー)養成拠点構築事業」に、岡山大学の「科学の醍醐味を教科構成力・研修構成力に展開できる理数系教員養成ネットワーク拠点形成」計画が採択された。教育学部のみならず、理工系学部も含めた全学の中から、教員志望の資質の高い学生を選抜。大学院修士課程までの6年間を通じた特別プログラムで養成することで、学校現場から頼りにされる中核的理科教員の輩出を目指す。

 このたび採択された「理数系教員養成ネットワーク拠点形成」計画は、岡山大学と岡山県教育委員会が連携し、岡山県の理数教育の充実を目指して、新たな理科教員養成と理科支援のシステムを開発するというもの。
 同大教育学部のみならず、理工系学部も含めた全学の中から、教員志望の資質の高い学生を選抜し、大学院修士課程までの6年間を通じた特別プログラムで養成。学校教育の「理科」へ科学の専門性を有効に反映できる能力を身につけさせるとともに、2010年4月に全学センターとして設置した「教師教育開発センター」を中心に実施することで、質の高い教職実践力も保証する。
 
 特別プログラムで養成された学生は、中級CST(コア・サイエンス・ティーチャー)として認定し、学校現場で理科に強い教員として活躍する。また、現職教員向けの特別プログラムも実施し、修了者も中級CST(現職)として認定する。さらに、地域において理科授業力向上研修を企画できる上級CSTも養成することで、教員を継続して成長させるネットワークを築いていく。
 
 通常、同大の理系学部(理学部、工学部、環境理工学部、農学部)の課程のみでは、小学校教員免許を取得することができない。しかし、このプログラムを修了した学生には、小学校教員になるという道が開ける。
 
 この事業は平成21年度から公募で行われており、平成21年度は、お茶の水女子大学など7大学・教育委員会が採択。平成22年度は、同大を含む5大学・教育委員会が選ばれた。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 岡山大学教師教育開発センター センター長:加賀 勝
 TEL: 086-251-7580
 FAX: 086-251-7755