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大手前大学・同短期大学が文部科学省の平成22年度「大学生の就業力育成支援事業」(就業力GP)に採択

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文部科学省が実施する平成22年度「大学生の就業力育成支援事業」(就業力GP)に、大手前大学・大手前短期大学が共同申請した『学生別コンピテンシー伸張の可視化―“映像ポートフォリオ”への蓄積と外部評価・フィードバックによる就業力強化システム―』が採択された。

【取組の概要】
(1)取組目的
 「就職に強いリベラルアーツ型大学・短大」のモデルを目指し、独自の就業力であるコンピテンシー指標「CPLAT」をもとに学生の「社会で問題を解決する能力」=就業力を育成する。学生が身に付けたコンピテンシーの伸張度を評価し、フィードバックするために外部コラボレーター(外部評価員)を起用する。授業中および映像ポートフォリオ上で外部コラボレーターとのやり取りを通して総合的実践力を高め、就業意欲や就職活動の増強を図り、就職率を向上させることを目指す。

(2)取組内容
 必修科目と専門科目からなる本学のカリキュラムを再構成して行う。
 取組全体を以下の4フェーズに分けて推進する。
 ●Competency Department管理
 全専門科目をC・P・L・A・TというCompetency Department(FDグループ)に分類。個々の専門科目で特に重点を置くコンピテンシー項目を指定し、専門教育を通じてその伸張を図る。全学生が履修する1~4年次必修科目はその成果を実践・応用する場として位置付ける。FDグループ毎にそれぞれの能力を高める手法、技術を開発する。
 ●就業力育成教育の実施
 企業や外部組織との連携を前提とする卒業までの一貫した就業力育成教育を、Project Based Learning(以下、PBL)方式により必修科目および専門科目で行う。
 ●教育効果の記録・蓄積
 就業力育成の効果を測定するために、学生の発表等のパフォーマンス映像を記録・蓄積する映像ポートフォリオのシステムを構築する。蓄積された映像は、学習過程の記録とあわせ、自己評価・学生相互の評価はもとより、科目担当教員および外部コラボレーターによる評価の対象とする。
 ●外部との連携
 PBLを実学に結びつけるため、外部コラボレーターから課題提供を受け、学生はその研究・解決・実践の成果を授業中、およびポートフォリオ上で口頭発表して、評価を受ける。その際、本学と関係する外部諸機関と連携して、外部コラボレーターを組織化し、評価基準の策定をも含め、協力を仰ぐ。

(3)取組体制
 部署・会議体ごとに実施している就業力育成のための教育・支援を一元化して、有機的な連携の維持を図るために「就業力育成プロジェクトチーム」を設置した。取組期間内に本チームを母体とし「就業力育成センター」を組織化する。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 大手前大学 事務局長補佐 正田浩三
 TEL: 0798-32-5062

1707 取組の全体像