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岡山大学医学部保健学科が毎週金曜日に、高校生を対象とした「学科長と語る会」を実施

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岡山大学医学部保健学科では毎週金曜日に、「学科長と語る会」を開催している。これは、看護師や保健師、助産師、診療放射線技師、臨床検査技師を志望する高校生を対象とした懇談会。入学後の勉学や資格などに関する質問に岡本基学科長が直接回答するほか、岡山大学病院の案内なども実施している。こうした懇談会を行っている大学は非常に珍しく、同大と医療について詳しく知ることができる絶好の機会とあって、開催日には遠方からの参加者も多数訪れる。

 岡山大学医学部保健学科では毎週金曜日の17:00頃から、「学科長と語る会」を開催している。これは、看護師や保健師、助産師、診療放射線技師、臨床検査技師を志望する高校生を対象とした懇談会で、岡本基学科長が入学後の勉学や資格等に関する質問に直接答えるほか、保健学科棟に隣接する岡山大学病院や鹿田キャンパスの案内なども行っている。

 受験生からの質問は、取得できる資格や学生生活、同学科の特徴的な科目である「チーム医療演習」(※1)「解剖実習」(※2)「チーム医療論」(※3)に関するものが多いが、これらの回答にとどまらず、「看護師等人材確保に関する法律」「大学設置基準大綱化」の本来の目的および、現在の大学教育の問題点、学士教育、特に看護基礎教育強化の必要性、保健学科が目指すものなどについても説明を行っている。

 このような懇談会を行っている大学は非常に珍しく、また、今年度から予約不要となり、昨年度に比べて参加者が増加。岡山や香川、兵庫はもちろん、島根や鳥取さらには熊本、宮崎など、遠方からも多くの高校生が参加している。

※1:チーム医療演習
 「連携能力」「コミュニケーション能力」「課題探求能力」を持つコメディカルの育成を目指す授業。看護学、放射線技術科学、検査技術科学の3専攻の学生8~10名がチームを組み、保健・医療に関する問題や課題を見つけ出し、解決に必要な知識や情報を自主的に集めて整理・討議して解決方法を考え、その成果を発表する。チームを担当するチューターは卒業まで学習・進路などの個人相談を行っている。

※2:解剖実習
 医療従事者として欠かすことができない人体の解剖学的、生理学的知識を身につけるため、全国的にも珍しい取り組みとして、解剖実習を行っている。形態・機能学演習、画像医学および画像解剖学実習といった授業では、解剖実習を通して人体の臓器の形態と構造およびそれらの生理機能について理解を深めている。

※3:チーム医療論
 多くの医療関係職種が参加する現代の在宅・地域医療や高度先端医療に求められるチームワークと責任ある判断ができる能力を養うため、4年次に3~5人で附属病院の勉強会に参加する。特に、「症例検討会」ではPBL(判断能力を高める主体的学習)形式で実際の症例について医学科の学生や薬剤師と共に議論する。

▼本件に関する問い合わせ先
 岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科等
 事務部 教務グループ保健学科担当
 TEL: 086-235-7984