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東邦大学医療センター大森病院 メンタルヘルスセンターが「東北地方太平洋沖地震」被災地在留外国人のための「多文化外来」を開始

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東邦大学医療センター大森病院(大田区大森西)ではこのたび、「東北地方太平洋沖地震」被災地の在留外国人を対象に、メンタルヘルス診療「多文化外来」を開始。通常の特殊外来「多文化外来」とは別に、緊急支援用に態勢を整え、韓国語および英語、イタリア語で診察を行う。

 この度の災害で、東邦大学医療センター大森病院では災害拠点病院として、被災地からの患者の受け入れや、日本DMAT、東京DMATおよび3病院(大森・大橋・佐倉)からなる独自の災害医療チームによる被災地支援活動を行っている。

 こうした中、メンタルヘルスセンターでは、被災地で不足している支援はないか、専門に特化した診療でできることがないかを考え、精神的な不安や不眠、PTSD症状(心的外傷後ストレス障害)に悩まされている在留外国人を対象としたメンタルヘルスセンター「多文化外来」の診察を開始した。

 被災地では、精神的な健康被害で心のケアが必要な人が多く、特に言葉の問題がある外国人は、精神科受診が難しいと考えられる。こうした外国人が母国語で安心して受診できるように、「多文化外来」の態勢を整えた。同診療科では、これまでも特殊外来に「多文化外来」を設け在留外国人の診療を行っているが、今回は緊急支援として、被災した外国人専用に特別な診療時間を設け、韓国語および英語、イタリア語での診療を行う。受診方法の詳細は以下の通り。

 Multilanguage consultation service in mental health for foreign language speakers in Japan has started.
 Please contact to our front desk. Only for the first contact, you need Japanese communication. Then after, you would talk in your language, English, Korean, or Italian. In case of the occupancy of the doctor in charge, we might suggest other possible medical services.

※ご希望の方は、まずはお電話でお問い合わせください。
 問い合わせは、日本語のみですので、どなたか身近な方が援助してください。状況により、他院での診察をご紹介する場合もあります。

【問い合わせ先】
 TEL:03-3762-4151(代表)
 「東北地方・太平洋沖地震で被災し、メンタルヘルスセンターの多文化外来にかかりたい」とお伝えください。
【言語と診療スケジュール】
 ●韓国語: 火曜午後、木曜午前
 ●英語: 月曜~金曜午前、水曜午後
 ●イタリア語: 水曜午後
  午前9:00~11:00、午後13:00~16:00(予定。変更になる場合もあります)
【URL】
 http://www.omori.med.toho-u.ac.jp/

▼内容に関する問い合わせ先
 東邦大学 医療センター大森病院 メンタルヘルスセンター
 〒143-8540東京都大田区大森西6-11-1
 TEL: 03-3762-4151(代表) 内線6770

2090 教授 水野雅文