東京経済大学

経済を学ぶ大学で野菜づくり!?――東京経済大学の学生が夏野菜栽培に向けて、国分寺キャンパスで畑の土づくり

大学ニュース  /  イベント  /  学生の活動

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

東京経済大学には国分寺キャンパスの空き地を利用し、学生が開墾した「畑」がある。5月6日(金)には、学生が土づくりから始めた「畑」に、学食とコラボレーションするキュウリやトマトなどの夏野菜の種や苗が植えられる。

 2011年4月28日(木)、東京経済大学国分寺キャンパスの図書館裏にある畑では、夏野菜を植える準備のため「土づくり」が行われた。初夏を思わせるような天気となった当日は、学生や教職員約20名が畑に訪れ、額の汗をぬぐいながら、慣れない手つきでクワで土を掘り返したり、肥料をまいたりした。
 5月6日(金)にはキュウリやトマトなど、夏野菜の種や苗を植える。今年も生協とコラボレーションで、国分寺キャンパス産の野菜を使ったメニューが学食にラインナップされる予定だ。

 国分寺キャンパスの畑は、「自然」が人の思い通りにならないことを体感してほしいということや、地球の中で人と自然が共に生きていく「共生」を学ぶ目的から、総合教育ゼミの一環として4年ほど前より「畑(はたけ)ゼミ」として行われてきた。
 しかし、このゼミを担当していた教員が3月で同大を退職したことから、ゼミとしての活動はできなくなっていた。しかし、「精魂こめてつくった畑をつぶすのは残念」と、ゼミに参加していた学生たちが中心になって立ち上がり、今春から畑の自主運営をスタートさせることとなった。

 図書館裏にあるこの畑は、以前から使用していたキャンパス内の畑が手狭になったこともあり、学生リーダーを務める長畑 洋さん(21世紀 3年)のほか学生2人が、建物が取り壊されしばらくの間、空き地になっていた場所を開墾したものである。
 昨年は生協とコラボし、2つの畑から収穫した野菜を使った料理を学食メニューとしてラインナップする企画を行ったほか、採れたサツマイモで“焼きいも大会”などを開催し、学生や教職員にふるまった。

 長畑さんは「経済を中心に学ぶ大学で、畑作業に参加してもらうことで、経済と自然・環境、両面から学ぶことで、一見相反することを考えるきっかけにしたい」と語っている。

▼本件に関する問い合わせ先
 東京経済大学 広報課 田尻
 〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34
 TEL: 042-328-7724
 FAX: 042-328-7768
 E-mail: tajiri-y◎s.tku.ac.jp (田尻宛)
 (注)◎は「@」(アットマーク)を示します。

2159 土づくりに汗を流す学生たち