流通科学大学

流通科学大学生が宮城県南三陸町で「臨時災害ミニFM局」を開設――被災者が自主運営するための持続可能な環境作りをサポート

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流通科学大学で非常時の情報伝達技術などを学ぶ学生ら3名が、5月17日(火)に南三陸町総合体育館「ベイサイドアリーナ」で臨時災害ミニFM局「南三陸災害エフエム」(周波数80.7メガヘルツ)を開設。ラジオ関西から機材提供の協力を受け、被災者に役立つ情報を発信する。また、取材活動を含めた報道活動全般を担当する。

 参加する学生スタッフは商学部、情報学部からの各1名に商学部卒業生(2011年3月卒)を加えた3名で、いずれも学内広報誌の学生編集スタッフ経験者である。発起人の時任啓祐さん(情報学部4年)が、総務省の「情報通信技術地域人材育成・活用事業」の人材育成プログラム(2010年実施)で、ラジオによる災害対応の技術と理念を学んだことがきっかけとなり、学生有志を募った。

 今回は比較的短期間で開設可能な臨時災害放送局(放送法第3条の5)として活動を開始。行政機関からの公的な情報や食料品店の販売再開情報などを放送する。
 学生スタッフは「南三陸町は今回の東日本大震災の被災地の中でも多大な被害を受けているにも関わらず、コミュニティFMがまだ開設されていない。これまで大学で学んだ災害対応の情報伝達技術を生かして、少しでも被災地のためになりたい」と意気込みを語っている。

◆臨時災害放送局(放送法第3条の5)「南三陸災害エフエム」(周波数80.7メガヘルツ)概要
【目的】
 コミュニティFM局がまだ開設されていない南三陸町において、町内各所の避難所を結ぶミニFM局を開設。学生スタッフ自身による放送活動のほか、被災者への技術の伝達を通じて、持続可能な放送体制を構築する。
【開設日時】
 2011年5月17日(火)
【開設場所】
 宮城県南三陸町総合体育館「ベイサイドアリーナ」
【活動期間】
 2011年5月14日(土)~22日(日)
【学生スタッフ】
 時任啓佑 (情報学部4年・リーダー)
 柳田亜希(商学部2011年卒・副リーダー)
 二木 泰光(商学部4年)
【指導教員】
 流通科学大学 総合政策学部 福井誠 教授
【協力】
 宮城県南三陸町、兵庫県企画県民部災害対策局、ラジオ関西ほか

▼本件に関する問い合わせ先
 流通科学大学 広報 (担当:嶋根・加古)
 〒651-2188 神戸市西区学園西町3-1
 TEL: 078-794-3544
 FAX: 078-794-2621
 E-mail: Ryuka_koho1@red.umds.ac.jp
 URL:  http://www.umds.ac.jp