東邦大学

夏休みに科学や薬学の面白さを体験――東邦大学が7、8月に中高生対象の「理科教室」「薬学教室」「実験教室」を開催

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東邦大学習志野キャンパス(船橋市三山)では昨年に引き続き、7、8月に中学生・高校生を対象とした体験型プログラム「理科教室」「薬学教室」「実験教室」を開催。理科離れが叫ばれる今日、中学生や高校生に科学・薬学への興味や理解を深める機会として役立ててもらうことを目的としている。いずれも参加費無料、要申し込み。

 東邦大学薬学部・理学部(習志野キャンパス)では毎年夏休みに、中学生・高校生を対象としたさまざまな理系の実習が体験できるプログラムを開催している(一部高校生のみ)。薬学部・理学部ならではの分析機器を使った実験や薬の作り方など、各学科の特色を生かした多数のプログラムを用意。科学や薬学の面白さを体験できるこのイベントは、毎年多くの好評の声が寄せられている。

 各プログラムの詳細は以下の通り。

◆理学部 高校生対象「夏休み理科教室」
【開催日時】
 7月29日(金)、30日(土)9:30~16:30
 ※1DAYプログラムを2日間開催
【会場】
 東邦大学 習志野キャンパス 
【対象・定員】
 高校生、各日・各コース30名
【申し込み方法】
 ホームページの申込フォームにて必要事項を入力の上、送信。
【イベントURL】
 http://www.sci.toho-u.ac.jp/info_list/014998.html
【申込締切日】
 7月20日(水)まで
【参加費】
 無料
【体験実習の内容】
 A・Bコースから選択(日程が異なれば両コースの参加も可能)
 ●Aコース「光で色が変わる化合物を合成しよう」
 講師:桑原 俊介(理学部 化学科 講師)
 光の作用により色調が可逆的に変化する化合物を「フォトクロミック化合物」といい、記録材料、調光材料などに応用されています。「フォトクロミック化合物」を有機化学反応によって合成し、光を当てた時の色の変化を観察します。
 ●Bコース「湖沼の栄養レベルを測ってみよう」
 講師:千賀 有希子(理学部 化学科 講師)
 湖沼の栄養レベルは湖沼の状態を知る上で非常に重要です。一般に、栄養がないと水生生物は生存・成長できません。反対に栄養が極端に高い湖沼は富栄養化や汚濁化が進行します。湖沼の栄養レベルの指標となる窒素とリン、植物プランクトンの光合成色素を分析し、湖沼の生態系について考えます。


◆薬学部 中学生・高校生対象「夏休み薬学教室」
 ~(独)日本学術振興会 「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI~」
採択事業
【開催日時】
 7月30日(土)10:00~16:30(受付9:30~)
【会場】
 東邦大学 習志野キャンパス 薬学部A館
【対象・定員】
 中学生(約50名)、高校生(約50名) 計約100名
【申込方法】
 ホームページの申込フォームにて必要事項を入力の上、送信。
【イベントURL】
 http://www.phar.toho-u.ac.jp/event/medclass2011.html
【申込締切日】
 7月1日(金)
 ※定員になり次第、締め切り。
【体験実習の内容】
 体の中にある物質を分ける、見る、測る。
  A:果物中のビタミンCの測定
  B:アミノ酸を測定してみよう
  C:解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン&アスピリン)を合成する
  D:生薬ってなんだろう?
  E:坐薬をつくってみよう
  F:遺伝子鑑定―メダカのオス・メスの鑑定―
  G:炭酸水つくれるかな?
 ※A~Gの7つの中から4つを選択していただき、その内2つの実習を体験できるように調整します。生物材料の都合でテーマが変更になることがあります。

※小学5・6年生対象のコースも用意しておりますが、定員につき募集を終了しました。中高生対象と同日に、化学反応の仕組みを色の変化によって理解する実験「色はなぜ変わるの?」「タバコの害を実験で調べよう」を実施します。

◆理学部 高校生対象「夏休み実験教室」
 ~(独)日本学術振興会 「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI~」採択事業


【会場】
 東邦大学 習志野キャンパス
【対象・定員】
 高校生・各プログラム20名
【申込方法】
 ホームページの申込フォームにて必要事項を入力の上、送信。
 ※希望者が定員を上回る場合は、抽選にて参加者を決定し、7月上旬に連絡します。
【イベントURL】
 http://www.sci.toho-u.ac.jp/info_list/022785.html
【参加費】
 無料
【体験実習1】「再生医療~ES細胞を見てみませんか~」
 ●日時:7月31日(日)9:30~18:30(受付9:00~)
 ●申込締切日:6月30日(木)
 ●講師:柳内 和幸(理学部 生物分子科学科 准教授)
 ●内容:機能に問題のある組織や器官を細胞から再生する医療を再生医療といいます。私達の身体は約300種類の細胞から作られていますが、もとは受精卵という1つの細胞です。受精後間もない細胞のように、あらゆる細胞に分化できる能力(全能性)をもったままシャーレの中で培養し続けることができるのがES細胞です。講義や実験を通して、あらゆる角度からES細胞を学びます。

【体験実習2】「遺伝物質の本体をつきとめ、その働きをしらべよう」
 ●日時:8月16日(火) 9:30~15:30(受付9:00~)
       17日(水) 9:30~16:45
  ※2日間連続して参加していただくプログラムです。
 ●申込締切日:7月7日(木)
 ●講師:佐藤 浩之(理学部 生物分子科学科 准教授)
 ●内容:遺伝子の本体がDNAという物質であることは多くの人が知っています。DNAの存在が発見された過程を体験し、遺伝について理解を深めます。実験講座1日目では、高校生物の教科書にも出てくるアベリーと同様の実験を行い、2日目は自分自身のDNAを使って遺伝的なお酒の感受性を調べることで、遺伝子の働きを実感してもらいます。

※「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI~」は、研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、研究者がプロデュースした体験・実験・講演などを通し、小学5・6年生、中学生、高校生に科学のおもしろさを感じてもらうことを目的としたプログラムです。
 URL: http://www.jsps.go.jp/hirameki/index.html

▼本件に関する問い合わせ先
 東邦大学 習志野学事部 入試広報課
 〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1
 TEL: 047-472-0666
 FAX: 047-479-5661
 E-mail: nyskou@sci.toho-u.ac.jp

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