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2011年7月24日(日)より、英国ケンブリッジ大学で日英高校生のためのサイエンスワークショップ、UK-Japan Young Scientist Workshop(主催:クリフトン科学トラスト 共催:ケンブリッジ大学、立教英国学院)が開催される。今回のワークショップには一般応募の参加高校に加えて、東日本大震災被災地域を代表して、6校の特別枠を設けた。
特別枠6校は、福島県立福島高等学校、福島県立相馬高等学校、宮城県仙台第二高等学校、宮城県宮城第一高等学校、宮城県仙台二華高等学校、茨城県立日立第一高等学校で、生徒教員21名を英国に招待する。
このワークショップは、科学の最高峰にあるケンブリッジ大学で科学探求実験の指導を直接受けるだけでなく、社会の中で抱える科学の役割、社会の問題解決の手段としての科学の役割を、先端研究者、英国人高校生との対話、討論を通して体験することを目指している。また、ワークショップ前にはロンドン研修を行い、近代科学学術会議発祥の地である王立協会、科学と市民との対話の始まりである王立研究所、日本近代文明の原点となったロンドン大学ユニバーシティカッレジでの研修も企画されている。
被災後の困難な状況にある中で、ワークショップに参加し、同世代の日英の高校生と共に生活し、先端研究者と科学研究に携わることにより、将来に夢と希望を持ち、被災地域の精神的復興の糧となることを願っている。
【参加校】
●被災地域代表: 福島県立福島高等学校、福島県立相馬高等学校、宮城県仙台第二高等学校、宮城県宮城第一高等学校、宮城県仙台二華高等学校、茨城県立日立第一高等学校
●一般公募参加校: 立教池袋高等学校、立教新座高等学校、かえつ有明高等学校
●現地英国より参加: 立教英国学院高等部
日本側10校、生徒26名、教員10名が参加。
英国現地高等学校より、7校、27名の参加を予定。
【日程】
現地時間
7月21日(木)~24日(日) 立教英国学院に宿泊し、ロンドン研修。
7月24日(日)~30日(土) ケンブリッジ大学学生寮に宿泊し、ワークショップに参加
【主催】
クリフトン科学トラスト
【共催】
ケンブリッジ大学、立教英国学院
【後援】
英国化学会
【助成】
国際交流基金、日英大和基金、グレイトブリテン笹川財団、英国化学会、ロールス・ロイスジャパン、三菱電機ヨーロッパ、立教英国学院
【協力】
マリーエドワードカレッジ、コーパスクリスティーカレッジ、トリニティーカレッジ、嘉悦ケンブリッジ教育文化センター、キャベンディッシュ研究所、ケンブリッジ大学物理学部、ケンブリッジ大学化学部、ケンブリッジ大学天文学研究所、ベイブラハム生命医学研究所、日立ケンブリッジ研究所、オックスフォード大学物理学部などより、多くの研究機関より協力を得ている。
【プロジェクト概要】
ケンブリッジ大学で研究する最先端科学者の指導により、物理、化学、動物生態学、植物学、地震、放射能、天文学、生命医学の幅広い分野で日英の高校生が協力をして、実験、調査、討論、文化交流と科学を通した国際交流を行う。
◆被災地域高等学校を代表して
今回の東日本大震災および原子力発電所事故により、多くの学校が被災しました。このような中、日英両国の皆さまのご支援により、英国で行われるケンブリッジサイエンスワークショップに参加できることとなりました。茨城県、宮城県、福島県から参加する6つの高校の生徒、引率教員を代表し、深く感謝申し上げます。
この機会は高校生にとって世界を見るための貴重なチャンスとなります。今回の震災は日本の大きな転換期になると言われておりますが、今回の参加者がグローバルな視点を身につけ、新しい日本を構築する人材となることを願ってやみません。皆さまのご支援やお気持ちをしっかり胸に刻み、ワークショップに参加することをお誓い申し上げます。
福島県立福島高等学校教諭 橋爪清成
TEL: 024-535-2391(代) E-mail: hashidume.kiyonari@bw77.fks.ed.jp
◆英国側主催者を代表して
エリック アルボーン クリフトン科学トラスト
We are delighted to welcome to Cambridge students and teachers from schools in Japan which have suffered so much from the effects of the March 11th tsunami and earthquake to attend the 2011 UK-Japan Young Scientist Workshop at the University of Cambridge this summer.
As the result of generosity of many organisation we are able to cover all the these schools’ costs in Cambridge and also their air fares from Japan. We and all the British students and teachers look forward very much to welcoming them to England as our special guests. We are sure that, by living and working together in small teams with Cambridge scientists and engineers, not only will their understanding of science deepen but also they will see their futures in a global context and form international friendships which will last for many years.
Dr Eric Albone
Director, Clifton Scientific Trust
albone@dial.pipex.com (英語での問い合わせ)
◆日本側主催者を代表してのご挨拶
多くの方々の温かいご支援、ご協力により東日本大震災被災地域を代表して、上記6校の高等学校をケンブリッジ大学で行なわれます日英高校生サイエンスワークショップに招待することとなりました。地震の事後処理、原子力発電所での懸命の復旧作業、被災地域での不安な生活の様子が今もなお伝えられていますが、困難な生活の中でも次世代を担う高校生に少しでも将来への夢と希望を持ってもらえれば願っています。最先端の科学の体験、科学における対話の重要性を体験することを通して、被災地域復興、更には新たな日本の創造のための次世代のリーダー育成に大きな助けになるものと信じています。主催者としてその開催、運営に大きな責任を感じますとともに、日英両国の皆さまより受けましたご支援助成に対し、深く感謝申し上げる次第です。
立教英国学院教頭 岡野 透
E-mail: drokano@btinternet.com (日本語での問い合わせ)
電話+44-(0)1403-822107
FAX:+44-(0)1403-822535
※立教英国学院ホームページ
こちらもご覧ください。ケンブリッジサイエンスワークショップ特集
http://www.rikkyo.co.uk
大学・学校情報 |
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大学・学校名 立教大学 |
URL https://www.rikkyo.ac.jp/ |
学長(学校長) 西原 廉太 |