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立教大学が陸前高田市で野外映画上映会を開催――陸前高田市 夏の風物詩「けんか七夕」の記録映像などを上映

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立教大学(吉岡 知哉 総長、東京都豊島区)では、株式会社ヨコシネ ディー アイ エー(神奈川県横浜市)、有限会社鈴木映画(東京都台東区)と協力して、8月7日(日)、8日(月)に岩手県陸前高田市気仙町の成田山金剛寺駐車場で野外映画上映会を開催する。

 この上映会では、気仙町の夏の風物詩である「けんか七夕」の伝統が末永く受け継がれていくことを願い、地元放送局が過去に制作した「けんか七夕」の記録映像と、世代を超えて楽しむことのできる『男はつらいよ』と『ドラえもん』を上映する。

【開催経緯】
 陸前高田市気仙町では、毎年8月7日に「気仙町けんか七夕」という夏祭りを実施している。「けんか七夕」は、その名の通り気仙町の町内会が山車をぶつけ合う勇壮な祭りで、岩手県の指定無形民俗文化財にも選定されている。しかし、今回の津波により多くの山車は流され、現在残っているのは1基のみとなった。そのため、山車をぶつけ合うことはできないが、「けんか七夕」の伝統継承と町の復興を願い、8月7日に地元の人々の手により夏祭りが実施されることとなった。

 このような中、気仙町でドキュメンタリー映画の制作を続けている映画監督で同大現代心理学部の池谷 薫 特任教授が、映像関係の学科(映像身体学科)を設置している大学として、「映画の上映を通じて被災者の皆さんに楽しんでもらう」ことを提案。地元の人々や、映画フィルムの現像やポストプロダクション業務を行う株式会社ヨコシネ ディー アイ エー、移動上映のスペシャリスト集団である有限会社鈴木映画と協議した結果、夏祭りの実施に合わせて野外映画上映会を行うことを決定した。

 なお、立教大学は8月7日(日)から9月15日(木)までの間、陸前高田支援のための学生ボランティアを5期に分けて派遣。7日の上映会開始前に、ボランティア学生の到着を陸前高田市民の皆さんに報告・紹介する予定である。

【野外映画上映会プログラム】
■日 時
8月7日(日) 19:00~ 「けんか七夕」の記録映像
         19:30~ 『ドラえもん のび太の恐竜2006』(渡辺歩監督/2006年/107分) 
8月8日(月) 19:00~ 『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』(山田洋次監督/1973年/99分)
※7日の上映会プログラム開始前に、本学の西原 廉太 副総長 兼 東日本大震災復興支援本部長による挨拶とボランティア学生第一陣(15名)到着の報告・紹介があります。
■場 所
岩手県陸前高田市気仙町字町裏29 成田山金剛寺駐車場

【陸前高田市と立教大学の関係について】
 立教大学は、2003年から陸前高田市の協力を得て、夏季の正課外教育プログラム「林業体験 ―陸前高田の森に学ぶ― 」を実施してきた。「林業体験」は、陸前高田市の通称生出地区にある「ホロタイの郷『炭の家』」を拠点に、学生たちが林業(下草刈りや枝打ち)や炭焼きなどを体験する。林業の場となる市有林は、「立教の森」と命名いただき、これまで大切に育んできた。このような経緯から、同大ではゆかりの深い陸前高田市を東日本大震災復興支援活動の重点地域と指定し、陸前高田市の復興に向けて息の長い支援活動に取り組む。

【立教大学による夏休み陸前高田支援ボランティアについて】
■期 間 
第1期 8月 7日(日)~8月11日(木)
第2期 8月21日(日)~8月25日(木)
第3期 8月28日(日)~9月 1日(木)
第4期 9月 4日(日)~9月 8日(木)
第5期 9月11日(日)~9月15日(木)
※1期につき15名派遣します。
■活動拠点
陸前高田市災害ボランティアセンター(岩手県陸前高田市横田町狩集96-3)

▼本件に関する問い合わせ先
 立教学院企画部広報課
 〒東京都豊島区西池袋3-34-1
 TEL: 03-3985-2202