武蔵野大学

武蔵野地域に縁ある作家の横顔に迫る――武蔵野大学が企画展「武蔵野に迷う―保谷・三鷹・小金井の作家たち―」を開催

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武蔵野大学(東京都西東京市、寺崎修学長)武蔵野文学館では9月3日(土)、4日(日)に、「武蔵野に迷う―保谷・三鷹・小金井の作家たち―」を開催する。これは、武蔵野地域に特に縁の深い作家たちや同大で教鞭をとった作家たちを取り上げた企画展示。貴重な生原稿やシラバス(授業概要)を展示するほか、所蔵の映像資料も上映し、国木田独歩から村上春樹に至るまでの“文学の「武蔵野」”を体感できる。

 古く万葉の時代から、また国木田独歩『武蔵野』にも代表されるように、武蔵野地域は日本の文学作品のモチーフとして長く愛されている。

 武蔵野大学(東京都西東京市、寺崎修学長)武蔵野文学館では、「武蔵野」と関係する文学者および文学作品、同大に関係した文学者・文学研究者の資料収集とその研究を行っている。
 昨年10月には、学園祭の一企画として「武蔵野の教壇に立った文学者―土岐善麿・秋山駿・黒井千次―」と題した企画展示を開催。武蔵野地域と特に縁のある作家たちを取り上げ、生原稿などの貴重な資料を展示した。来場者からは、「こんなに文学に縁がある地域だとは知らなかった(太宰くらいしか知らなかった)」「手書きの原稿と御本人を見ることができて感動した」「せっかくの展示、もっと多くの方に見てもらいたい」などの声が寄せられ、好評を博した。(前回実績:来場者141人)

 第2回目の企画展示は9月3日(土)、4日(日)に、「武蔵野に迷う―保谷・三鷹・小金井の作家たち―」と題して開催する。同大で教鞭をとった作家たち(土岐善麿、亀井勝一郎、秋山駿、黒井千次、三田誠広)の生原稿やシラバス(授業概要)を展示するほか、武蔵野文学館所蔵の映像資料(講演やインタビューなど)も上映。国木田独歩から村上春樹に至るまでの“文学の「武蔵野」”を体感できる展示内容となっている。
 さらに、珈琲好き、喫茶店好きな作家たちに思いを馳せた喫茶コーナーを設け、吉祥寺などが舞台となっている山田詠美の『無銭優雅』や、武蔵野という地名が登場する村上春樹の『ノルウェイの森』『スプートニクの恋人』にちなんだ音楽を流す予定。概要は以下の通り。

◆第二回 武蔵野文学館展示 「武蔵野に迷う―保谷・三鷹・小金井の作家たち―」
【開催日時】
 平成23年9月3日(土)、4日(日) 10:00~16:00
【開催会場】
 武蔵野大学7号館5階会議室A・B
 (東京都西東京市新町1-1-20)
【展示内容】(一例)
 黒井千次『カーテンコール』の手書き原稿(特装版)
 秋山駿『信長』の手書き原稿(一部)
 三田誠広『赤ん坊の生まれない日』の手書き原稿(初公開)
 黒井千次の執筆時の万年筆
 秋山駿の旧蔵書(秋山駿文庫)など
【主催】
 武蔵野大学 武蔵野文学館

▼本件に関する問い合わせ先
 武蔵野大学 企画部 企画・広報課(担当:足立)
 TEL: 042-468-3142
 FAX: 042-468-3322
 E-mail: kouhou@musashino-u.ac.jp

2427 第一回展示の様子(1) 黒井千次コーナー

2428 第一回展示の様子(2) 秋山駿コーナー(パネル)

2429 第一回展示の様子(3) 土岐善麿コーナー

2430 第一回展示の様子(4) 黒井千次氏来場