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東洋大学が創立125周年記念「全国行脚講演会」をスタート――第1回は9月10日に新潟で開催

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教育の普及を目指して国内外を巡回し、講演を行った井上円了博士の志を継ぐ東洋大学では、大学の講義を全国各地に届ける「講師派遣」をはじめ、多くの人々に開かれた学びの場を提供する取り組みを積極的に展開してきた。同大ではこのたび、創立125周年を記念し、「全国行脚講演会」をスタート。初回第1回目は、9月10日(土)に井上円了の出身地である新潟県で開催する。

 東洋大学の創立者であり哲学者である井上円了博士は、明治23年から大連での最後を迎える大正8年まで、哲学の普及を目指して国内外を巡回し、講演を行った。その講演数は記録にあるだけでも2198町村・5291回にのぼる。
 今日、井上円了博士の志を継ぐ東洋大学は大学の講義を全国各地に届ける「講師派遣」をはじめ、多くの人々に開かれた学びの場を提供する取り組みを積極的に展開してきた。大きな節目となるこの機に、いま一度、井上円了博士の志に立ち返り、全国行脚講演会をスタートする。初回第1回目は、9月10日(土)に井上円了博士の出身地である新潟県で開催する。 詳細は以下の通り。


◆創立125周年記念事業 東洋大学全国行脚講演会 in 新潟
【日時】
 2011年9月10日(土)13:30~16:10(開場/13:00)
【会場】
 新潟県民会館小ホール 新潟県中央区一番堀通町3-13
  〔地図はこちら→ http://www.niigata-kenminkaikan.jp/access/index.html

(東洋大学HP) http://www.toyo.ac.jp/event/detail_j/id/4261/

○講演1 13:50~14:50
「井上円了の人と思想」
講師:竹村牧男(学長・文学部インド哲学科教授)
講演概要:
 東洋大学は井上円了博士が明治20(1887)年に創設した「私立哲学館」に始まり、来年には創立125周年を迎える。井上円了博士は東京大学で哲学を学び、また仏教思想をも高く評価した。それらの広範な哲学・思想研究はやがて「活動主義」に集約され、しかも世のため人のためにひたすら働くことに人生の真意を見出していたといえる。そうした井上円了の思想について解説し、東洋大学創立者の思いについて考えてみたい。

○講演2 15:10~16:10
「発がんリスクにおける放射線の危険性とその対策」
講師:加藤和則(理工学部生体医工学科教授)
講演概要:
 今回の福島原子力発電所の想定を超える事故で私たちに降り注いでいる放射線の健康問題、特に発がんへの影響がクローズアップされている。この講演会では私たちの身体、細胞、DNAに及ぼす放射線の影響と発がんのメカニズムを概説するとともに、発がんリスクにおける放射線外部被ばく・内部被ばくの位置付け、および発がん予防や最近の治療法についても分かりやすく説明する。

※聴講ご希望の方は直接、当日会場にお越しください。

▼本件に関する問い合わせ先
 東洋大学エクステンション課 
 TEL: 03-3945-7605
 (受付時間: 月・火・木・土の8:00~14:00)