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東邦大学理学部が公開講座「東日本大震災に学ぶ シリーズ第1回“その時 何が起きたのか”」を開催

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東邦大学理学部(千葉県船橋市)では10月から11月にかけて、「東日本大震災に学ぶ」というテーマで公開講座(全3回)を開催する。10月1日(土)のシリーズ第1回目は、DMATの医療活動を通した報告に加え、今回の震災がアサリなどの海の生物にどのような影響を与えたのかを解説。今後、どうすればよいのかを専門家と共に考える。入場無料、申し込み不要。

 東邦大学理学部(船橋市三山・習志野キャンパス)では、これまでにも一般の関心が高い内容をテーマに、定期的に公開講座を開催してきた。

 今年3月11日に発生した東日本大震災は私たちに、地震とどのように向き合っていくのかという課題を改めて突きつけた。同学部生命圏環境科学科では、今回の震災でどのようなことが起き、今後どう生かしていくかを共有することが重要と考え、全3回の連続した公開講座を企画。「何が起きたのか」「なぜ起きたのか」「今後どうすればよいのか」をテーマに、それぞれ専門家による講演を開催する。

 第1回目は10月1日に開催。詳細は以下の通り。

◆東日本大震災に学ぶ 第1回「その時 何が起きたのか」
【日時】
 2011年10月1日(土)
 13:00~15:00(12:30開場)
【場所】
 東邦大学習志野キャンパス III号館2階205教室
【定員】
 200名
【申し込み・受講料】
 予約不要、無料
【講演内容・講師】
1.「東邦DMAT活動から診た現場」
 吉原克則(東邦大学医療センター大森病院救命救急センター部長、准教授)
 東邦大学医療センター大森病院では、災害拠点病院として震災翌日の3月12日に災害対策室を設置し、被災地の患者さんの受け入れと被災地への災害医療派遣隊(DMAT)活動を行った。医療的には死亡者数が極端に多く通常の災害外傷とは異なる傷病構成であったことなど、活動から得られた情報を集積し、後方視的に医療介入の妥当性を少しく評価する。
 ※参考:活動報告
  http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/emergency/patient/tohoku_report/index.html

2.「東北地方太平洋沖地震が海の生物に与えた影響と今後」 大越健嗣(東邦大学理学部生命圏環境科学科 教授)
 今回発生した大地震と大津波は、海の生物にどのような影響を及ぼしたのか。4月はじめから宮城県と福島県で行っているアサリなどの貝類を中心とした海の生物調査の結果を、分かりやすく紹介する。また、今後の沿岸環境や生物の変化、漁業や養殖業の今後、さらに私たちとの関わりについても解説する。
 ※参考:
  ・プレスリリースNo.213「津波後、干潟の生物はどうなったのか?」
    http://www.toho-u.ac.jp/press/press20110428_2.html
  ・朝日新聞2011年6月5日朝刊(社会)ほか多数のメディアで紹介(掲載)されました。

■今後の予定(全3回の日程・テーマ・講師) ※興味のある日程のみの参加も可能
 ●第2回 10月15日(土)14:00~16:00
  「地震はくりかえす ―巨大地震のメカニズム―」
   講師:上原真一(同大理学部 講師)、
     金田博彰(元 同大理学部 教授、東京大学 名誉教授)
 ●第3回 11月5日(土)14:00~16:00
  「地震列島に生きる」
   講師:島崎邦彦(地震予知連絡会会長、東京大学 名誉教授)

※10月1日(土)午前には、同キャンパス内で「『源氏物語』をコンピュータで分析する」を開催
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=3279

▼本講座に関する問い合わせ先
 東邦大学 習志野学事部 入試広報課
 (〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1)
 TEL: 047-472-0666
 E-mail: nyskou@sci.toho-u.ac.jp
 URL: http://www.sci.toho-u.ac.jp/info_list/020500.html

2510 昨年の公開講座の様子