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東邦大学医療センター大森病院が大津秀一医師による「緩和医療講習会(全7回)」を開催――10月11日は「がん性疼痛I」について講演

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東邦大学医療センター大森病院 緩和ケアセンターでは、緩和医療医として1000人以上の患者さんの最期を看取ってきた大津秀一医師(同院緩和ケアセンター 副センター長)による「緩和医療講習会(全7回)」を開講する。これは、大津医師が自身の体験に基づいた具体的な緩和ケアについて解説することで、緩和ケアの正しい知識を広め、さらなる推進・発展を目指すことを目的としたもの。10月11日(火)はその第2回目として、「がん性疼痛I」について講演する。受講料無料、要事前申し込み。

 近年、医療従事者をはじめ、一般にも認知されてきた「緩和ケア」だが、まだ「がん患者の終末期ケア」など誤った認識で捉えられることも少なくない。
 東邦大学医療センター大森病院 緩和ケアセンターでは9月より、多くの人々に正しい知識を広め、緩和ケアを推進・発展させるための新しい取り組みとして、「緩和医療講習会(全7回)」をスタート。講師は、緩和医療医として多くの患者さんの緩和ケアに携わる一方で、緩和医療や死生観の問題についての執筆や講演活動も精力的に行い、多数のメディアで注目されている大津秀一医師が務めている。

 第1回目の「緩和ケア概論」は9月13日に開催。平日の夜にもかかわらず、多数の医療従事者に加え、一般企業などから76名の参加があった。大津医師は“全人的な緩和ケア”について解説し、参加者は「患者さんとそのご家族が抱える身体的、精神的、社会的およびスピリチュアルな諸問題を早期発見し、的確に対処することで苦痛を緩和し、生活の質を改善すること」「緩和ケアを求めた時にはいつでも受けられること」など、緩和ケアの基本を共有した。

 第2回目となる10月11日(火)からは、症状ごとの対処方法などをより具体的に説明していく。詳細は以下の通り。

◆第2回 緩和医療講習会
【テーマ】
 「がん性疼痛I」
  がん性疼痛の機序、診断と評価など(WHO方式のがん性疼痛治療法を中心に)
【開催日時】
 2011年10月11日(火)
 18:00~19:00(17:30開場)
【会場】
 東邦大学 医学部 3号館 第3講義室
【講師】
 大津秀一(東邦大学医療センター大森病院 緩和ケアセンター 副センター長)
【受講料など】
 無料、定員100名
【申し込み方法】
 下記の(1)~(5)を記入し、1週間前までにFAXまたはE-mailで申し込み。
 ※10月11日の講座については、席に余裕があれば締切日以降でも対応可能。
 (1)氏名 (2)施設(勤務先)名 (3)職種 (4)参加希望日 (5)連絡先(FAX、E-mailアドレス)
 ●FAX: 03-5763-6682
 ●E-mail: omori-kanwa@med.toho-u.ac.jp

【今後のスケジュール(予定)】
 開催時間18:00~19:00 ※申し込み方法は上記と同じ。会場は決まり次第公表。
 ●第3回 2011年11月8日(火) 「がん性疼痛II」
 ●第4回 2011年12月6日(火) 「呼吸困難」
 ●第5回 2012年1月17日(火) 「消化器症状」
 ●第6回 2012年2月21日(火) 「精神症状」
 ●第7回 2012年3月13日(火) 「地域連携と治療・療養の場の選択。鎮静」

 ■講習会HP: 
  http://www.omori.med.toho-u.ac.jp/sinryoka/sinryoka_ichiran/list/care/kousyukai.html
 ■緩和ケアセンターHP: 
  http://www.omori.med.toho-u.ac.jp/sinryoka/sinryoka_ichiran/list/care/

▼本件に関する問い合わせ先
 東邦大学医療センター大森病院 緩和ケアセンター
 〒143-8541 東京都大田区大森西6-11-1
 TEL/FAX: 03-5763-6682
 E-mail: omori-kanwa@med.toho-u.ac.jp

2560 大津秀一医師

2561 第1回目の講演の様子