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東邦大学理学部が11月5日に公開講座「東日本大震災に学ぶ」を開催――テーマは「地震列島に生きる」

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東邦大学理学部(千葉県船橋市)では10月から11月にかけて、「東日本大震災に学ぶ」というテーマで公開講座(全3回)を開催してきた。シリーズ最終回となる11月5日(土)は、地震予知連絡会の島崎邦彦会長(東京大学名誉教授)を招き、地震予測と地震対策について解説する。入場無料、申し込み不要。

 東邦大学理学部(千葉県船橋市三山・習志野キャンパス)では、これまでにも一般の関心が高い内容をテーマに、定期的に公開講座を開催してきた。
 今年3月11日に発生した東日本大震災は、私たちに地震とどのように向き合っていくのかという課題を改めて突きつけた。同学部生命圏環境科学科では、今回の震災でどのようなことが起き、今後どう生かしていくかを共有することが重要と考え、全3回の連続した公開講座を企画。「何が起きたのか」「なぜ起きたのか」「今後どうすればよいのか」をテーマに、それぞれ専門家による講演を開催してきた。

 最終回となる11月5日(土)は、日本のみならず世界を代表する地震学および地震予測・防災の研究者として長年活躍している、地震予知連絡会の島崎邦彦会長を招き、「日本地震列島の今後」と題した講演を実施。東日本大震災における地震・津波に関して学術面から国の機関に携わってきた島崎氏が、地震やその予測研究の現状、さらに地震防災の意識などについて解説する。

◆東日本大震災に学ぶ 第3回「地震列島に生きる」
【日時】
 2011年11月5日(土)
 14:00~16:00(13:30開場)
【場所】
 東邦大学習志野キャンパス III号館2階205教室
【定員】
 200名
【申し込み・受講料】
 予約不要、無料
【講師】
 島崎邦彦(地震予知連絡会会長、東京大学 名誉教授)
【講演タイトル】
「日本地震列島の今後」
【講演内容】
 地震学と地震防災の面から、3.11地震の予測についてお話します。地震学からみた正確な予測には、あと5~10年必要だと思います。
 一方、地震防災の面から言えば、既に2002年に予測はできていました。これが実用化されていれば、原発事故はなかっただろうし、災害の程度もかなり軽減できたはずだと考えられます。原発の津波想定に引きずられた国の防災体制が、岩手県中心のシフトを取ったため、多数の尊い命を失うこととなりました。
 余震、誘発地震は今後も続きます。家具の転倒防止等、身近な地震防災から始めましょう。東日本大震災後の一連の活動が収まった後には、中-西日本連発震災の恐れがあります。さらなる国難を招かぬよう、オールジャパンで備えましょう。

▼本講座に関する問い合わせ先
 東邦大学 習志野学事部 入試広報課
 (〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1)
 TEL: 047-472-0666
 FAX: 047-479-5661
 E-mail: nyskou@sci.toho-u.ac.jp
 URL: http://www.sci.toho-u.ac.jp/info_list/020500.html

2562 シリーズ第1回の様子