神奈川工科大学

神奈川工科大学が10月4~5日、スマートフォンと連携した家電操作プラットフォームを「CEATEC2012」に出展

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神奈川工科大学では、ユーザーの状況や嗜好に応じたさまざまな操作が可能な家電操作プラットフォームとその利用シーンの実演を、10月2日から開催されるCEATECにて出展、デモンストレーションを行う(出展は10月4日、5日)。

 家電の操作にはリモコンを用いる場合がほとんどだが、家電ごとに個別のリモコンであることや、多数のボタンを押さなければならないことから、リモコン操作に不慣れであったり、手指の動きが不自由なユーザーにとっては使い勝手が悪いと思われる。

 今回提案する家電操作プラットフォームは、加速度センサーなどを内蔵している高性能、高機能なスマートフォンを積極的に活用し、スマートフォンと有機的に連携することにより、ユーザーの嗜好や状態に応じたさまざまな操作手段を提供。あわせて、カメラによってスマートフォンで家の様子も確認でき、「簡単・便利・快適」かつ「安心・安全」な環境を実現することに寄与するものである。

 CEATECでは、プラットフォームの核となる新規開発のネットワークリモコンユニットを用いてユーザーの利用形態を想定した以下の実演展示を行う。

(1) 遠隔操作・モニタリングシステム -見えるリモコン-
 外出先からスマートフォンの画面に“見えているものを押す”という単純な操作で家庭内の機器を操作し、その結果を“見て確認する”システム。帰宅前のカーテンやLEDライト、エアコンなどの操作を想定している。

(2) 操作命令の音声認識による家電操作
 スマートフォンに向かって操作命令を発声することによって音声認識を用いて家電を操作する。「テレビをつけて」、「チャンネル1にして」などの自然な言葉で操作できる。

(3)まばたきによる筋電位変化を用いた家電操作
 ALS患者や大けがをした場合など、四肢や手や指の自由度が失われた場合での操作手段を提供する。一般商品として販売されている安価な脳波センサーを用いてまばたきを検知し、スマートフォンの機能と連携して家電を操作する。

(4) ジェスチャー認識による家電操作
 直感的にすばやく、そしてエンターテインメント性のある操作手段として、ジェスチャー(空中での文字描画動作)による操作手段を提供。内蔵の加速度センサーを用いている。

▼本件に関する問い合わせ先
 神奈川工科大学 工学教育研究推進機構
 〒243-0292 神奈川県厚木市下荻野1030
 担当: 山本 博一
 TEL: 046-291-3218
 E-mail: hiroyamamoto@ctr.kanagawa-it.ac.jp

3503 音声命令による家電操作