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学習院大学文学部が11月17日に、シンポジウム「教員養成のフロンティア~学習院大学文学部の挑戦」を開催

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学習院大学文学部は11月17日(土)に、シンポジウム「教員養成のフロンティア~学習院大学文学部の挑戦」を開催する。これは、同大が来春教育学科を開設するに当たって、世界の動向や小学校の教育現場などの観点から、改めて教員養成をめぐるさまざまな課題について考えるというもの。当日は、東洋大学教員で日本教師教育学会会長の山崎準二氏らをシンポジストに招く。参加費無料、事前申し込み不要。

 教育の正否は教員の資質と姿勢にかかっている。この最も重要なことが、今ほど切実に問われている時代はない。児童・生徒たちを取りまく家庭や社会環境に根底的な変化がもたらされ、それと同時に、時代はグローバル化、情報化、さらには環境問題の深刻化へと急激に動いている。

 学校はそれらの課題を担い、21世紀を生き抜く子ども・青年たちを育てていかなければならない。そうした中で、近年、教員政策・教員養成制度に関する多くの「改革」が行われてきた。しかし、教職大学院の創設や教員免許更新制度の実施等々、その成果が不分明である場合も多い。

 そして今、大学院を含む6年間で教員養成を行い、修士レベルの「一般免許状」、学士レベルの「基礎免許状」、特定の分野に関し高い専門性を証明する「専門免許状」の創設といった、さらなる「改革」が押し進められようとしている。こうした政策動向をふまえながらも、私たちに求められているのは、最も根本的な問題、すなわち児童や生徒たちと向かい合い、彼らの学力や学習意欲を育て、人間性を培う「学び」を支える教員の養成であり、時代の課題をふまえて学び続ける教員像の確立である。

 学習院大学に「教育学科」が設けられようとしている今、このシンポジウムは、教員養成をめぐる様々な課題に関しリアルに、そして具体的に語り合うことを目指している。

◆シンポジウム「教員養成のフロンティア~学習院大学 文学部の挑戦」概要
【日時】
 11月17日(土)14:00~16:30

【場所】
 学習院大学 西5号館303教室

【アクセス】
 JR山手線「目白」駅下車、徒歩30秒
 東京メトロ副都心線「雑司ヶ谷」駅下車、徒歩7分
 都電荒川線「学習院下」、「鬼子母神前」駅も利用可

【主催】
 学習院大学文学部 教育学科開設準備室

【シンポジスト】
 佐藤 学氏 学習院大学文学部教員 前日本教育学会会長
「教師教育のフロンティア -世界の動向から」

 山崎 準二氏 東洋大学文学部教員 日本教師教育学会会長 教師のライフコース研究
「『学び続ける』ことと教師の成長」

 長沼 豊氏 学習院大学文学部教員 教育学科開設準備委員
「『つながる、つなげる』教師とは」

 佐々木 康久氏 秋田県立高等学校教員
「『地方』から教員養成を考える -秋田県の『小学校学力日本一』との関連で-」

 飯沼 慶一 氏 成城学園初等学校教員
「小学校現場から教員養成を考える」

【司会】
 斉藤 利彦氏 学習院大学文学部教員 教育学科開設準備委員
 宮盛 邦友氏 北海道大学大学院教育学研究院教員

▼本件に関する問い合わせ先
 学習院大学文学部 教育学科開設準備室
 TEL: 03-3986-0221(内線)5706
 E-mail: edupreof@gakushuin.ac.jp