神田外語大学

神田外語大学が韓国・又松(ウソン)大学校と「デュアルディグリープログラムに関する協定」を締結――1月31日に韓国にて調印式

大学ニュース  /  教育カリキュラム  /  国際交流

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

学校法人佐野学園(東京都千代田区・理事長 佐野元泰)神田外語大学(千葉県美浜区・学長 酒井邦弥)は1月31日(木)に、韓国の又松(ウソン)大学校(韓国大田広域市・又松学園理事長 金聖経/又松大学校 総長 ジョン・エンディコット)と「デュアルディグリープログラムに関する協定」を締結した。これは、特に東アジアを核とした世界に通用する人材の育成や質の保証を伴った大学間交流の促進、国際競争力の向上などを目的としたもの。留学生の派遣および受け入れを行い、最低限2年間修学の後、各大学で学位を発行する。これに伴い、又松大学校、又松館にて調印式が行われた。

 神田外語グループは「ことばは世界をつなぐ平和の礎」を建学の理念として、実践的な語学の運用能力を持つグローバルな人材の育成を推進している。こうした中、学生の海外留学サポートする施策の1つとして、外国の大学との組織的・継続的な教育連携関係の構築を進めてきた。

 このたびの協定は、他大学との国際教育連携を通じて教育内容を充実するとともに、優秀な学生の計画的な受け入れおよび派遣を通じて国際的な視野をもつ人材、特に東アジアを核とした世界に通用する人材の育成をはじめ、質の保証を伴った大学間交流の促進や国際競争力の向上などの効果をねらい、締結に至ったもの。

1. 背景
 2012年1月、神田外語大学教務部と又松大学校(韓国・大田広域市)国際交流部は、両大学の友好と学術・教育交流の推進に関し、合同学位プログラム開発および運営のための持続的合同協議実施に関する合意書を交わした。同年6月には、又松大学校にて開催された『合同学位プログラム開発に関する国際セミナー』に教職員が参加。同大韓国語学科にて実施されている慶煕(キョンヒ)大学校との合同学位協定を基に、両大学間にて継続的に協議を行ってきた。
(※韓国語でいう「大学校」が日本の「大学」、「大学」は日本の「学部」に相当する)

2. プログラム概要
 本プログラムは、神田外語大学 国際コミュニケーション学科と又松大学校間にて実施するもので、留学者は各大学で最低限2年間修学し、修了時には両大学から学位を発行するものである。
2年+2年の派遣・受け入れ体制は以下の通りとなる。

【神田外語大学】                          【又松大学校】※
国際ビジネスキャリア専攻   <派遣2人/年> →  ソルブリッジ国際大学(国際ビジネス学部)
国際コミュニケーション専攻(留学生)   ← <受け入れ2人/年>  ソルアジア マネジメントカレッジ(日同大専攻)

※ソルブリッジ国際大学(以下ソルブリッジ)は学内公用語が英語で、国際ビジネスを専攻する。従って同大からの派遣対象者は国際ビジネスキャリア専攻所属学生とする。同大への学部留学は高度な日本語能力が必要となるため、受け入れ対象者はソルアジアマネジメントカレッジ日同大専攻(以下ソルアジア)所属学生とする。派遣・受け入れ、ともに年間2名を上限とする。

3. 留学要件
 神田外語大学 国際ビジネスキャリア専攻の学生でGPA2.7以上を有し、下記の要件を満たす者を派遣する。
<英語能力>
 IELTS 5.5以上、またはTOEFL: iBT 61、PBT 500、CBT 173以上

<要求科目>(留学前に取得が必要)
 統計学I・II、経済学I・II、国際経済論I・II

<選択科目>(留学前の取得が望ましい)
 経営学I・II、企業財務I・II、国際経営論I・II、米国契約法I・II
 国際マーケティング論、多国籍企業論

 ソルアジアからの派遣要件は、日本語能力試験(JLPT)N1取得を必須とし、英語能力については同大「Intermediate English II」修了程度とする。
 所属は神田外語大学国際コミュニケーション専攻、学部留学生扱いとなる。

4. 単位認定
 派遣先にて取得した単位は、神田外語大学の卒業要件単位として包括認定する。
 又松大学校グローバルセンター内にてインターンが可能であるため、同大国際ビジネスキャリア専攻必修科目である「企業インターンシップII」も充足できる見込みである。
 なお、研究プログラムについては、国際ビジネス学部への留学という性質上、「国際ビジネス研究プログラム」を推奨する。

5.学費など
 学費減免等については交換留学に準ずる予定。
欧米圏への留学と比較してコストを大幅に抑えることが可能である。地理的・文化的にも生活しやすい環境といえる上、学内で英語、学外で韓国語と韓国文化に触れるという生活は、学生にとって貴重な経験となり、得られるメリットが大きい。

6. 施行時期
 2013年後期までに選抜を行い、2014年度より施行する。

7. 韓国又松大学校に関する情報
【又松大学校】
 英語名: Woosong University
 所在地: 韓国大田広域市 東区 紫陽洞 17-2
 http://www.wsu.ac.kr

【ソルブリッジ国際大学(国際ビジネス学部)】
 英語名: SolBridge International School of Business
 所在地: 韓国大田広域市 東区 三省1洞 151-13
 http://www.solbridge.ac.kr

 又松大学校は韓国大田広域市にある私立大学。神田外語大学は2012年度より国際提携校としてソルブリッジへの交換留学、又松大学校での語学研修を継続的に行っている。
 又松大学校・ソルブリッジ国際大学(国際ビジネス学部)は、アメリカの教育方式に則ったカリキュラムを編成しており、全ての講義は英語で展開される。現在同大学には約30ヶ国500名の留学生が在籍している。

▼本件に関する問い合わせ先
 神田外語大学 担当: 平原三生(ひらはらみつお)
 TEL: 043-273-1320
 FAX: 043-273-1197
 E-mail: hirahara@kanda.kuis.ac.jp

3887 左から、金聖経(又松学園 理事長)佐野元泰(学校法人佐野学園 理事長)ジョン・エンディコット(又松大学校 総長).