東日本国際大学

東日本国際大学で新1号館が完成――被災した1号館を改修し、新たな学びの場としてオープン

大学ニュース  /  施設設備

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このたび、東日本国際大学(福島県いわき市)に「新1号館」が完成した。これは、同大のメイン校舎であり、東日本大震災で半壊した1号館を改修したもの。4カ国同時通訳ブースを備えた階段教室や、孔子祭などの儀式が行える大成殿などを整備しており、3月のオープンキャンパスから、高校生や地域の人々を対象とした施設見学を予定している。

 東日本国際大学1号館は、前身となる1966年の昌平黌短期大学の開学時から45年もの間、代表的な校舎として使用されていた。
 その後、2011年の東日本大震災による半壊を受け、12年3月から改修工事を開始。法人創立110周年を迎える今年1月に竣工し、創立記念日に当たる2月23日に竣工式を行った。

 このたび完成した新1号館の1階には、エレベーターホールのほか、カフェテリアや売店などを整備。中央部分には全面クリアガラスの開放感あふれる教室があり、さまざまな用途で使用できる多目的ホールとなっている。
 2階には、3階までの吹き抜け空間を使った300人収容の階段教室がある。ここには国際会議も可能な4カ国同時通訳ブースを設けたほか、映画も投射できる映像機材と250インチスクリーンを導入。小教室「明倫堂」の入り口には、同大儒学文化研究所所長の徐坰遙(ソ キョンヨ)氏が揮毫した看板を掲げた。
 4階は研究室フロア。オープンスペースをコンセプトにしたガラス張りの研究室やコミュニケーションルームなどを設置している。
 6階屋上には孔子廟である湯島聖堂を再現し、孔子祭などの儀式が行える大成殿を建造した。孔子像も収められている。なお、この大成殿の看板は、著名な儒学者で国立台湾大学教授の葉國良氏の筆によるもの。
 また女性のために、女子トイレにはフィッティングルームやパウダールームを整備している。

◆新1号館概要
 1F:エントランス、カフェラウンジ、大教室
 2F:階段教室、コミュニケーションルーム
 3F:多目的ホール
 4F:研究室
 5F:法人本部事務局
 6F:大成殿

▼本件に関する問い合わせ先
 東日本国際大学・いわき短期大学 総務部 広報課
 〒970-8023 福島県いわき市平鎌田字寿金沢37
 TEL: 0246-35-0037
 FAX: 0246-24-8122
 http://www.shk-ac.jp/

3949 新1号館外観

3950 竣工式の様子