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東邦大学が3月25日に、津波漂流物に付着する生物研究についての公開シンポジウムを開催

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東邦大学は3月25日(月)に、習志野キャンパスにて公開シンポジウム「The Japanese Marine Tsunami Debris Species Test Invasion Theory ~津波漂流物とともにアメリカ西海岸に渡来する日本からの海洋生物~」を開催する。これは、3月19日(火)・20日(水・祝)に同大理学部の風呂田利夫教授らが米国の海洋生物研究者グループとともに行った日米合同の生物調査の報告会を兼ねるもの。当日は同調査に参加したジョン・チャップマン博士(オレゴン州立大学ハットフィールド海洋科学センター)を招き、津波漂流物の生物研究の重要性について紹介する。参加費無料、申し込み不要。

 東邦大学は3月19日(火)・20日(水・祝)の2日間、米国の海洋生物研究者グループを招き、日米合同の生物調査を実施した。これは、東日本大震災によって米国に流出し、外来種として定着する可能性のある日本の生物を明らかにすることを目的に行われたもの。調査は昨年6月、震災がれきとして米国オレゴン州の海岸に漂着した浮桟橋に日本の生物が確認されたことから、がれきの流出元である青森県三沢市三沢漁港にて実施された。東邦大学からは風呂田利夫教授(理学部生命圏環境科学科)と多留聖典訪問研究員(理学部東京湾生態系研究センター)、米国からは現地の研究者ジョン・チャップマン博士(オレゴン州立大学ハットフィールド海洋科学センター)を含む3名が参加。ジョン・チャップマン博士は採集サンプル調査のため、調査後も25日(月)まで同大に滞在する。

 これに伴い、3月25日(月)には東邦大学にて公開シンポジウムを開催する。同調査の意義を多くの人々に広く知ってもらうことを目的に、当日はジョン・チャップマン博士が登壇。これまでにも大量の震災がれきが漂着しており、今後もさらに増えることが考えられる米国西海岸において、漂流物に付着した生物が現地の生態系にどのような影響を与える可能性があるのかなどを考えていく。詳細は以下の通り。

◆東邦大学習志野キャンパス公開シンポジウム
「The Japanese Marine Tsunami Debris Species Test Invasion Theory ~津波漂流物とともにアメリカ西海岸に渡来する日本からの海洋生物~」

【日時】
 2013年3月25日(月)17:00~18:00

【場所】
 東邦大学習志野キャンパス 理学部V号館2階 5206教室

【その他】
 参加費無料、申込不要、自由参加。
 終了後、懇親会有り(会費1000円)

(参考)東邦大学が3月19日・20日に、米国海洋生物研究者と合同調査を実施――震災がれきとともに太平洋を渡る海洋生物について
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5046

▼本件についての問い合わせ先
 東邦大学 経営企画部 広報担当/理学部 東京湾生態系研究センター 森上 需
 〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1
 E-mail:  press@toho-u.ac.jp
 TEL/FAX: 047-494-8571