東京経済大学

東京経済大学がシニア向けの大学院、研究生制度を設置――社会で長年築いた経験や知識を追究

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シニア世代の高いニーズを受けて、東京経済大学では2002年から研究生制度、2007年から同世代を対象にした入試制度を導入した大学院を設けており、なかには、研究生から博士課程まで進み、意欲的に研究をしている人もいる。

 定年退職などを機に、会社や団体などでの経験や知識を体系的に学び直したいというシニア世代の高いニーズを受けて、東京経済大学では2002年からシニア研究生制度、2007年からシニアに向けた入試制度を設けた大学院を設けている。

 シニア研究生制度は、正規の大学院生になるには学費や入試の面でハードルが高く感じるが、自身が関心のある専門分野の教員の指導を受けて研究をしてみたい、大学院レベルの授業を受けて勉強をしてみたいという人に向けて開講している。

 研究生には、学部卒相当の学歴を持っている人や、短期大学卒でも向学心に燃えている人を一定の試験を課した上で迎え入れている。 

 この制度は大学院の授業を正規よりも安い学費で受けられ、取得単位はシニア大学院に入学した際にも活かせることや、在学期間を半年または1年を選択でき、継続して3年間まで学べることなどが特徴である。

 さらに研究を深めたいという人には、シニア大学院が設置されている。通常、修士課程は2年を修業年限としているところを、希望によって最大4年まで延長することが可能。なかには、会社勤めをしながらシニア研究生として入学、退職を機に「自分がしてきたことは正しかったのか、理論的に検証したい」との思いから、大学院へ進学、さらに研究分野を追究したいと、この4月から博士課程に進学したという人もいる。

 同大にはこれらの制度のほか、毎年秋に国分寺市との共催で、同大の教授や外部講師を招いた地域住民対象の市民大学講座を開催。また学術・芸術の振興とそれによる同大の社会への文化的貢献を目標に、著名な学者を招いての講演やシンポジウム、および活躍が期待される新鋭芸術家などを招いての公演を行う大倉学術芸術振興会などを行っている。

◆東京経済大学シニア大学院・シニア研究生概要

○シニア大学院設置研究科(修士課程)
経済学研究科、経営学研究科、コミュニケーション学研究科、現代法学研究科
(シニア研究生は経済学研究科のみ)

○募集人員
 各研究科 若干名

○2013年度学費 
シニア大学院 修業年限2年の場合
 初年度 910,000円 2年目 790,000円
シニア研究生
 360,000円

○在籍者数
シニア大学院
 経済: 2名
 経営: 2名
 コミ: 1名
 現法: 1名

シニア研究生
 経済: 2名

▼本件に関する問い合わせ先
 東京経済大学 広報課 田尻
 〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34
 TEL: 042-328-7724
 FAX: 042-328-7768

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