東洋学園大学

東洋学園大学生が8月1・2日に「大槌大学」を開催――大学のない岩手県大槌町にて、高校生らが「大学の学び」を体験

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東洋学園大学(学校法人東洋学園 本部:文京区本郷 理事長:江澤雄一)は8月1日(木)・8月2日(金)に岩手県大槌町にて「大槌大学」を開催する。これは、東京都立広尾高等学校および岩手県立大槌高等学校の学生らと共同で企画するもの。当日は、大学のない大槌町の高校生に「大学の学び」を体験してもらうことを目的に、講義やフィールドワークをはじめ、学園祭、ディスカッション、大槌町の魅力を伝えるためのハンドブック作成などを行う。活動を通じてお互いの交流を図るとともに、大槌町の魅力を発信し、地域を活性化することを目指す。

●大学のない大槌町に大学を。「ほえ~るかふぇ」をもとに学生自身が企画
 「大槌大学」は、2011年から行われている東日本大震災復興支援イベント「ほえ~るかふぇ」に端を発している。これは、東洋学園大学が石巻専修大学および日本計画行政学会とともに行ってきたもの。「熟議カフェ」という形式で、震災直後の経験とその後の復旧・復興に関して被災地および首都圏の大学生が交流し、率直な話し合いを行う。
 「ほえ~るかふぇ」はこれまでに3回開催されており、学生らは中期的視点から復興に対する意識の共有を図ってきた。また、このイベントを通してNPO法人「ピアサポートネットしぶや」、社団法人「おらが大槌夢広場」との連携が生まれたことにより、東洋学園大学生らが中心となって、東京都立広尾高等学校および岩手県立大槌高等学校の生徒らと「大槌大学」を企画・運営する運びとなった。
 同イベントでは、大学のない大槌町の高校生に「大学」を体験してもらうことを目的に、講義やフィールドワーク、ディスカッション、学園祭など大学での学びを取り入れたプログラムを行う。

●フィールドワークや熟議、「学園祭」で生徒・学生同士の交流を行い、地域活性化にも貢献
 同イベントでは、まず8月1日(木)に大槌高校の生徒の案内による大槌巡りを行い、「友達に大槌町を紹介するときの1枚」をテーマに東京の大学生、東京の高校生、大槌の高校生というそれぞれの視点で大槌町の様子を撮影。翌日、それらの写真をもとに熟議カフェ「ほえ~るかふぇ」にて議論を行い、大槌町の魅力を伝える「大槌ハンドブック」としてまとめ上げる。
 また、“大槌大学 学園祭”として、各校の学生、生徒らがそれぞれレクリエーションを企画。各校混合チームによる対抗戦ゲームや出し物などを予定している。こうした企画を通じて、学生同士の親睦を深めるとともに、地域活性化の一助にすることを目指す。

◆「大槌大学」概要
【主 催】 東洋学園大学
【協 力】 日本計画行政学会 東日本大震災復興支援特別研究チーム「社会貢献プラットフォーム」、NPO法人 ピアサポートネットしぶや、社団法人 おらが大槌夢広場

【参加校(予定)】
 東洋学園大学、石巻専修大学、専修大学、東京都立広尾高等学校、岩手県立大槌高等学校

●8月1日(木)
 7:50 大槌大学 開校式 (会場:旧大槌町立安渡小学校)
 8:20 オリエンテーション
 9:50 講義1
 10:30 講義2
 11:00 昼食
 仮設住宅に暮らす高齢者の方々と一緒に、大槌町食生活改善推進協議会(安渡地区)による地元食材を生かした郷土料理をいただく。
 12:00 フィールドワーク
 大槌高等学校生徒の案内で、蓬莱島や震災で船が乗り上げた旅館、町役場、吉里吉里の海など(予定)、大槌町を巡り、「友達に大槌を紹介するときの1枚」を各自写真に撮る。
 16:00 大槌大学学園祭(各校主催のレクリエーション)

●8月2日(金)
 8:30 ほえ~るかふぇat大槌大学 (会場:大槌町 臼澤鹿子踊保存会伝承館)
 前日のフィールドワークを踏まえ、大槌の魅力を伝えるためにはどのようにすればよいかを熟議し「大槌ハンドブック」を作成。
 11:00 おらが大槌 復興食堂にて昼食
 11:30 大槌大学卒業式 (会場:おらが大槌 復興食堂)

▼本件に関する問い合わせ先
 東洋学園大学 広報室 (担当:北川・大橋)
 TEL: 03-3811-1783
 FAX: 03-3811-5176
 E-mail: koho@of.tyg.jp
 http://www.tyg.jp