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日本映画大学が台湾・国立台北芸術大学と学術交流協定を締結――アジア大学との交流関係を強化

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日本映画大学(川崎市麻生区)はこのたび、台湾にある国立台北芸術大学と学術交流協定を締結した。これは、大学による社会貢献および大学間の相互支援を目的としたもの。これに伴い、11月1日(金)には国立台北芸術大学(TNUA)より楊其文(ヤン・チーウェン)校長、王童(ワン・トン)映画学部長らを招き、調印式を行った。今後は教員や学生らの学術交流をはじめ、各大学が主催する映画祭への参加、映画作品の共同制作などに取り組む予定。

 1982年創立の国立台北芸術大学(2000年 までの名称は国立芸術学院)は、音楽、美術、演劇、舞踏、映画、および文化資源の6学部とそれぞれの大学院を有する名門校。映画学部は台湾映画界の巨匠・王童監督らの指導のもと、数々の映画人を輩出している。かつては故・楊徳昌(エドワード・ヤン)監督も教鞭を執っていた。

 同大新百合校舎で行われた調印式では、日本映画大学の教職員と学生らが見守る中、30年以上にわたる交友関係を築いてきた佐藤忠男学長と王童監督が対談し、両校の交流の未来に向けて互いに抱負を語り合った。その後、佐藤学長および楊其文校長が学術交流協定書へ署名。最後に台北駐日経済文化代表処の徐瑞湖(じょ・ずいこ)副代表が祝辞を述べ、閉会となった。

 今後は、両校の教員間の学術交流や学生の交換留学、それぞれが主催する映画祭への参加、映画作品の共同制作などが計画されている。
 なお、同大と海外の大学との国際提携は、韓国芸術綜合学校(K-Arts)に続き2校目になる。

◆国立台北芸術大学(TNUA)日本映画大学(JIMI)間における協力覚書
【意 図】
 当協定の第一目的はTNUAとJIMIが相互に協力を進め、二大学間における学術的交流を強化することである。両大学は、大学による社会貢献、および大学間の相互支援の重要性を理解し、教員、学生レベルでの交流を促進し、学術研究における情報の共有に努めることを望む。

【協力分野】
 TNUAとJIMI は以下の分野における協力に同意する。
●教育フォーラムプロジェクト
●芸術的・試行的プロジェクト
●教員の短期交換
●学生交換留学

▼本件に関する問い合わせ先
 日本映画大学 広報部:須藤
 〒215-0004 川崎市麻生区万福寺1-16-30
 TEL: 044-951-2511


4809 調印式の様子