東洋学園大学

東洋学園大学「人間と犯罪ゼミ」学生らが本富士警察署と連携し、地域のパトロール活動を実施――「過ごしやすい地域」につながることを目指す

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東洋学園大学(学校法人東洋学園 本部:東京都文京区 理事長:江澤雄一)の「人間と犯罪ゼミ」(宮園久栄教授)に所属する学生らはこのたび、東京・本郷キャンパスと本富士警察署周辺地域におけるゴミのポイ捨てや放置自転車、落書きなど秩序違反行為の放置状況を調査。警視庁本富士警察署と協力して、地域のパトロールと防犯に関するチラシ配布のキャンペーンを企画し、11月19日(火)に第1回目のパトロールを実施した。

■11月19日(火)を皮切りに、2013年内に計3回のパトロールを予定

 今回の企画は東洋学園大学人文学部人間科学科(※)「人間と犯罪ゼミ」の活動の一環として、東洋学園大学の東京・本郷キャンパスと、本富士警察署周辺地域である東京都文京区本郷2丁目・3丁目での秩序違反行為の放置状況を調査する目的で実施した。

(※)人文学部人間科学科は、2013年4月入学生以降を対象に人間科学部人間科学科へと学部昇格・名称変更。

 11月19日(火)に行われた第1回目は、「人間と犯罪ゼミ」の学生と本富士警察署で地域安全を担当する署員らが3班に分かれてパトロールを実施。ゴミのポイ捨てや放置自転車、落書きなどの秩序違反行為の放置状況を記録するとともに、ゴミの回収や放置自転車への注意喚起のタグづけ、落書きの清掃などの活動を行った。

 パトロールは11月、12月に全3回行われ、毎回班ごとに事前に下見を行ったうえで決めたルート、チェックポイントを巡回し、パトロール前後で地域の様子に変化があったかどうかを調査・研究する。最終的には3回分の比較検討データと、そこから導き出される地域の安心・安全を向上させるための改善案を報告書にまとめ、本富士警察署に提出予定である。

■犯罪について学び、暮らしの安心・安全に貢献する「人間と犯罪ゼミ」

 今回の取り組みは、「人間と犯罪ゼミ」に所属する学生が主体となって企画・進行している。昨年12月より環境犯罪学や犯罪予防論等の勉強会を行い、今年9月からは本富士警察署への企画提案と打ち合わせのほか、パトロールのルートや日程の調整などを重ね、今回の実施に至った。

 今年度の3年生で8期目となる「人間と犯罪ゼミ」では、かねてより地域住民に対する被害者調査や犯罪予防などに関する調査を実施し、地域安全マップや犯罪予防パンフレットを作成したり、本郷大横丁商店街のビアガーデンイベントでお手伝いや防犯の呼びかけを行ったりするなど、地域との交流を通じて安心・安全に暮らせる社会づくりに対するさまざまな活動を行ってきた。

 また、模擬裁判の実施や裁判傍聴、刑務所・少年院等の施設参観など、刑事司法制度の理解、加害者の心情や被害者の心情、犯罪に対する人々の感情、刑罰の意味等についての探求を行うなど、社会における犯罪について考え社会に貢献できる人材を育成。これまでにも、警察や消防、防犯関連企業などで活躍する卒業生を輩出している。

▼本件に関するお問い合わせ先
 東洋学園大学 広報室(担当:北川・大橋)
 TEL: 03-3811-1783
 FAX: 03-3811-5176
 E-mail: koho@of.tyg.jp
 http://www.tyg.jp<

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