大妻女子大学

大妻女子大学が「地域連携プロジェクト」を通じた東日本大震災被災地支援を展開――3月29日の「大妻さくらフェスティバル2014」で活動報告も

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大妻女子大学(東京都千代田区)では東日本大震災発生後、教職員および学生らがさまざまな形で被災地支援に取り組んできた。とりわけ、人間関係学部の干川剛史教授(社会学専攻)および短期大学部の堀口美恵子准教授(食物栄養専攻)は、被災地商店街の活性化や特産品を使った商品開発などをそれぞれ展開。同大が平成25年度に立ち上げた「地域連携プロジェクト」への採択を経て、さらに支援の幅を広げている。こうした「地域連携プロジェクト」は、3月29日(土)に同大千代田キャンパスで開かれる「大妻さくらフェスティバル2014」で活動報告を行う予定。

 「地域連携プロジェクト」は平成25年度、地域連携推進センターが創設した。「地域社会との連携を活性化するとともに、学生の教育に資する活動」をテーマに、教職員と学生で構成するグループを対象に募集を行い、採択されたグループに活動経費を補助。学生らの主体性や自立心を育むとともに、地域連携活動の推進・発展を図ることを目指している。

 この「地域連携プロジェクト」には、地域の小学校での取り組みなど10件のほか、人間関係学部干川剛史教授の「東日本大震災被災地の商店街と連携した復興支援活動」、および短期大学部堀口美恵子准教授の「大妻力を活かした東北復興支援活動の推進」が採択。2人は、これまでにも被災地商店街の活性化や特産品を使った商品開発などを行ってきたが、採択を機にさらに支援の幅を広げている。

1.東日本大震災被災地の商店街と連携した復興支援活動(人間関係学部人間関係学科社会学専攻 干川剛史教授)
 干川剛史教授は、阪神・淡路大震災以来の災害ボランティア仲間である正村圭史郎氏の協力を得ながら、東日本大震災発生直後から気仙沼市および南三陸町で被災地の復興支援・調査研究活動を行ってきた。
 正村氏は支援活動の一環として、東日本大震災の津波災害被災地である宮城県気仙沼市中心部の八日町商店街で復興を志す人たちへの助言、指導を実施。同教授も八日町商店街と連携し、干川ゼミの学生を中心として、乾燥、脱臭、熟成効果を持つ火山灰と地元で獲れるサメ等の魚介類を活用した特産品「灰干し」の商品開発や販売促進といった復興支援活動を展開している。

2.「大妻力」を活かした東北復興支援活動の推進(短期大学部家政科食物栄養専攻 堀口美恵子准教授)
 このプロジェクトでは、歴史ある大妻学院における卒業生の先輩力、教員の専門力、および在学生のパワーを結集した力を「大妻力」として捉え、学部や年代の枠を超えたネットワークを構築。人材の専門性を活かした社会貢献活動として東北復興支援を推進している。
 今年度は、昨年末に千代田区内に開設された「岩手もりおか復興ステーション」および岩手県の「東日本大震災被災地支援チーム 一般財団法人 SAVE IWATE」と連携し、栄養士を目指す学生や多方面で活躍する卒業生とともに、三陸の埋もれた地域資源である和胡桃の活用に取り組んでいる。学生は、これらの主体的な活動を通じて地域や卒業生との絆を深めるとともに、真に自立した女性として社会に貢献していく効果が期待され、ウィンウィンの関係となることが見込まれている。

※2人をはじめ、地域連携プロジェクト採択者はすべて、2014年3月29日(土)に同大千代田キャンパスで開かれる「大妻さくらフェスティバル2014」で報告を行う。

・地域連携プロジェクト(地域連携推進センターホームページから)
 http://www.chiiki.otsuma.ac.jp/wp/?page_id=14

▼本件に関する問い合わせ先
 大妻女子大学 広報戦略室
 東京都千代田区三番町12番地
 TEL: 03-5275-6159
 FAX: 03-5275-6098