東京経済大学

東京経済大学の新図書館が4月にオープン――共同研究など、学生が利用しやすい空間に。エコにも配慮した国土交通省「住宅・建築物 省CO2先導事業」

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2014年4月、東京経済大学国分寺キャンパス(東京・国分寺市)に新図書館がオープンする。新図書館は、地上4階地下1階の建物で、総面積6,500平方メートル、座席数は680席で、地下には最新の自動書庫、4階には教員の研究室と、学生らが発表の場として利用できる“プレゼンテーションルーム”が設置される。

 「利用者の立場に立った図書館」をコンセプトに設計された新図書館は、パソコンやAV機器を利用できるスペースが確保されているほか、可動テーブルや小型ホワイトボードなどが設置され、学生はこれらを自由に活用して学習できる。加えて、共同研究が行える「グループ学習室」を5室(各12人収容)と「グループ閲覧室」を3室(各4人収容)用意し、学生のアクティブラーニングをサポートする。

 エコに配慮された新図書館は、自然と調和した省CO2建築としての先進性のほか、周辺環境も整備し、学生だけでなく地域住民や来訪者に対しても省CO2を啓発していくことが評価され、その実現性に優れた“リーディングプロジェクト”として、国土交通省の「住宅・建築物 省CO2先導事業」として採択されている。

 東京経済大学の図書館には歴史的な貴重書も多く、アダムスミスの「国富論」を批判した「公富論」を 著した18~19世紀に活躍した異色の貴族経済学者・第8代ローダデール伯(英国1759~1839)が集めた蔵書や、明治期日本人の朝鮮観をうかがわせる「朝鮮関係錦絵」も含む、近代朝鮮研究の文献誌家として著名な故・桜井義之氏の蔵書約1800点などを所蔵している。

 新図書館は、学生や教職員以外に、国分寺市立図書館や小金井市立図書館を利用している人なども、各図書館で申請すれば利用が可能となっている。

 ※3月10日(月)10:00~ 竣工セレモニーを行う。

▼本件に関する問い合わせ先
 東京経済大学広報課 担当 田尻 
 TEL: 042(328)7724
 http://www.tku.ac.jp/

5113 最新設備が整った新図書館