城西国際大学

城西国際大学の水田美術館が6月10日~7月5日まで企画展「浮世絵でたどる房総の旅」を開催――6月20日には講演会「近世房総の旅」も

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城西国際大学(千葉県東金市)の水田美術館は6月10日(火)から7月10日(土)までの日程で、企画展「浮世絵でたどる房総の旅」を開催。歌川広重らの風景版画約40点を「成田山への旅」「東国三社参詣と磯巡りの旅」「南総の旅」に分けて展示、房総の旅路をたどる。一般300円。高校生以下無料。

 かつての旅は伊勢参りに代表されるように、寺社参詣を目的としつつ、道中の名所や旧跡を存分に見てまわるというものだった。江戸後期、庶民の間で旅が流行すると、遠方まで行けない人々にとって、江戸から近く、成田山新勝寺をはじめ有名な寺社や名勝に恵まれた房総は、格好の観光地となった。

 成田山へは成田街道がよく使われ、途中、野馬や遠くに筑波山が見える小金牧や、風光明媚な印旛沼などの名所もあった。利根川の水運を利用した香取、鹿島、息栖の東国三社参詣や、銚子の奇勝を楽しむ磯巡りも人気の周遊コースだった。また、南総には古来信仰を集めてきた鹿野山神野寺、鋸山の日本寺、日蓮ゆかりの清澄寺や誕生寺といった零場や、江戸湾越しに富士山を望む保田海岸、鏡ケ浦などの景勝地が点在している。実際に房総を旅した歌川広重は、さまざまな名所を浮世絵にとどめている。

 今回の水田美術館の企画展『浮世絵でたどる房総の旅』では、広重や二代広重、二代歌川国貞、歌川国輝、歌川芳藤、藤堂凌雲らの風景版画約40点を「成田山への旅」「東国三社参詣と磯巡りの旅」「南総の旅」に分けて展示、房総の旅路をたどる。

 期間中の6月20日(金)午後1時20分から2時50分には、元国立歴史民俗博物館教授の山本光正氏による講演会「近世房総の旅」も開催する。聴講無料だが予約が必要。

◆企画展『浮世絵でたどる房総の旅』 開催概要
【日時】
 2014年6月10日(火)~7月5日(土)
【会場】
 城西国際大学水田美術館
 〒283-8555 千葉県東金市求名1番地、図書館棟1階
【開館時間】
 午前10時~午後4時
【休館日】
 日曜・月曜・祝日
【入館料】
 一般300円、高校生以下無料

(参考)水田美術館ホームページ
 http://www.jiu.ac.jp/museum/

▼本件に関する問い合わせ先
 城西国際大学水田美術館
 TEL: 0475-53-2562
 http://www.jiu.ac.jp/museum/