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　受験生や高校生は、大学などの進路選択の場において「将来、何になりたいのか？」や「どんな職業に就きたいのか？」と、聞かれる機会が多くあるが、経験の浅い高校生らが明確に答えを持っているケースは多くない。

　２０１１年に出された中央教育審議会の答申や、高まる社会のニーズを受けて、中学校や高校の現場でもキャリア教育が積極的に行われている。

　このような中、キャリア形成についてわかりやすく考えられる冊子があればいいのにという声を受け、コピーライター出身の博報堂生活総合研究所エグゼグティブフェロー、関沢英彦（せきざわ・ひでひこ）コミュニケーション学部教授は、仕事を動詞で表わすことで、イメージしやすくなるのではと、同誌を執筆した。

　「TKU CAREER NOTE」は、Ａ５判カラー１６ページで、大学のPR色を抑えることでホームルームなど、読み物としても活用できるよう、幅広いニーズに対応した。

　左ページには動詞とその動詞に対応する職業や職種を掲載。
　たとえば「魅せる」では、店頭の印象をよくして、お客様のハートをつかむことや、人々を美しくして、魅力的にすることのほか、デザインやモデル、俳優の仕事なども「魅せる」仕事であると紹介している。

　「右ページ部分は「自分の未来を考えるための覚え書きにしてほしい」という関沢教授の意図のもと、罫線が引かれたノートになっているのも特徴だ。

　「TKU CAREER NOTE」は、ウェブサイトやオープンキャンパスなどで希望者に無料贈呈することにしている。

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