帝京平成大学

レシピ本の制作に学生が参加 『うつの症状を飲んで食べて改善、元気いっぱいにする食事162』――帝京平成大学

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帝京平成大学で管理栄養士を目指す学生が、管理栄養士である教員と豊島区の精神科クリニックの医師がコラボしたレシピ本『うつの症状を飲んで食べて改善、元気いっぱいにする食事162』の制作に参加した。本誌に掲載されている162点の料理は本学調理実習室にて調理、撮影した(2014年7月9日発売)。今後、本レシピ本は豊島区のうつ病患者さんやうつ病予防に利用される予定である。

 「管理栄養士」の仕事は、病院・高齢者施設・保育所・学校・事業所といった施設での給食提供や栄養教育・指導、保健所や保健センター等の行政機関での衛生指導や住民への健康教育、食品関連企業での商品開発など多岐にわたっているが、共通するキーワードは「食や食情報の提供」である。

 今回、うつ病の食事療法を研究している帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科の野口律奈講師が、同じ豊島区内にある精神科クリニックの医師と共に、うつ病の予防・改善を目的にしたレシピ本を制作した。同本に掲載する料理162点を同学科の学生5名が調理した。

 自分たちが作った料理が、スタイリストやカメラマンの手で美しく盛付け・撮影され、デザイナーと編集者の手で製本されていく過程は、学生にとって刺激的な経験であった。

 調理指導をした野口講師は、「正直言って、学生がここまで調理出来るとは思わなかった……」と、学生の潜在能力の高さを実感。一方で、一般書籍向けのレシピは、栄養士が得意とする大量調理用のレシピとはコンセプトや書き方において異なる部分が多い。今後はこうした点も経験出来ればと考えている。

 「食情報提供」の方法の1つとして、これからもこうした機会を広く学生に提供していく予定である。

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