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国際大学が、グローバル・リーダー育成のアウトソーシング事業を開始 ――産業界のシェアードサービスセンターに

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国際大学(新潟県南魚沼市/学長:北岡伸一)は今秋、日本企業のグローバル人材育成の戦略拠点となるべく、グローバル・リーダー育成のアウトソーシング事業を開始する。

 国内主要企業54社とグローバル人材育成のパートナーシップを締結しており、大学院教育の枠を越えた企業教育を提供してきた国際大学が、このたび、これまで蓄積してきた高度な知的財産、企業教育実績、多文化キャンパス等を全面的に開放し、企業各社の人材教育とコスト削減を実現するグローバル・リーダー育成の「シェアードサービスセンター」を開始する。

 アウトソーシングにより提供するプログラムは、各社の特性に合わせて国際大学のコーディネーター教員が設計する。そのプロセスは以下のとおり。

1. 5年~10年後の各事業・地域の売上げ見通しを示す、グローバル成長マップを作成。
2. グローバル事業体を運営・管理する組織構造をデザイン。
3. 中核となるグローバル・リーダーの必要数を三次元マトリクス「エリア、事業、ファンクション(GM、CEO、CFO等)」で分析・設定し、育成、採用計画を策定。
4. グローバル・リーダーを育成するためのプログラムを設計。
5. プログラムの開発・実行コストを積算して経営トップに提案。

【プログラムの基本構成】
<ねらい>
 多国籍、多文化の中でどのような状況にも対処して、問題把握、問題解決策の作成、実行することのできるグローバル・リーダーを1年以内で育成。
・夏期英語集中講座
 英語を用いた意思疎通やビジネス・コミュニケーションを到達目標として、英語を母国語とする教授陣による夏期英語集中講座(IEP)を受講する。
・正規授業科目履修
 全て英語で行われている国際大学の正規授業科目の内、経営において基本的な知識であるファイナンス、マーケティング、生産・開発、経営戦略、IT技術、人的資源管理などの科目をコーディネーター教員との面談により選択、受講する。
・社内実践研修(実務型研究プロジェクト)
 派遣元の企業、組織が直面する課題を把握、その解決策を立案し、研究レポートにまとめる。

 今年度は、横浜ゴム株式会社様、ヤマトホールディングス株式会社様の2社から着手し、順次、参加企業を増やしていく計画。

 小林陽太郎理事長は、“国際大学をグローバル人材育成の戦略拠点として企業のグローバル成長を支援していきたい”、北岡伸一学長は、“ 全学を挙げて世界に通用するグローバル・リーダーを育て、我が国の成長戦略に貢献していきたい”と決意を述べている。