神田外語大学

神田外語大学が千葉市と連携し、同市の高校生をサポートする『海浜幕張を舞台としたビジネス体験講座』――2/21に高校生が旅行企画のプレゼンテーションを実施

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神田外語大学が千葉市、(株)日本旅行、(株)カンドゥージャパンと連携し、高校生を対象に開講している『海浜幕張を舞台としたビジネス体験講座』に、同大の教員が講師として、学生が高校生のサポート役として参加した。
同大の教員と学生らは、昨年12月から2月まで4回の講座を通じて、千葉市内の高校生らの海浜幕張周辺エリアの旅行プラン作成と、プレゼンテーション発表の指導を行った。最終回である2月21日(土)には、イオンモール幕張新都心内「カンドゥー」にて、旅行プランのプレゼンテーションを実施した。

 この講座は、千葉市が次世代の産業を担う子どもの起業家精神(アントレプレナーシップ)を育み、ものづくりの楽しさや、経済・金融の仕組みを学ぶ機会を創出することを目的に、同大および一般企業と連携して開催する、全4回のビジネス体験講座である。
参加した千葉市内の高校生らは、3回の講座を通して、働くことの意義や「旅行産業」についての学習、マーケティング、フィールドワーク等を行った上で、オリジナルの旅行プランの作成に取り組んできた。

 最終回である2月21日(土)には、イオンモール幕張新都心内「カンドゥー」で、海浜幕張から千葉みなとエリアまでの旅行プランのプレゼンテーションを実施。
 参加した千葉市立稲毛高等学校と、千葉市立千葉高等学校の生徒は、AとBの2つのチームに分かれてそれぞれの旅行プランを発表した。
 Aチームは、幕張新都心コミュニティサイクル 「マックル」で千葉市内を周り、海鮮やスイーツを楽しむプランを提案。Bチームは「埼玉県から千葉市を訪れる一家」をターゲットに、千葉市の魅力の一つでもある「海」を楽しんで貰おうと、展望台から海を眺め、観光船で港めぐりをするプランを提案した。

 サポート役として参加した、神田外語大学 英米語学科3年の髙谷沙莉さんは「今回サポート役として参加したのは、自分が生まれ育った千葉県の高校生と関わりたいという気持ちと、旅行プラン作成に興味があったから。この講座では、事前のフィールドワークでの調査から、旅行プランの作成、プレゼンテーションの練習まで、高校生と一緒に行った。事前調査ではどんな情報を収集したら良いのか、プレゼンテーションでは自信を持って堂々と話すことなど、普段の大学でのプレゼンテーションの授業で学んだことを活かせたことが良い点だった。逆に苦労したことは、コンセプトをずらさずに旅行プランを作成することや、旅行行程や収支を実現性のあるものにすることだった」と感想を述べた。

 千葉市 経済農政局経済部の担当者は「千葉市では、地域経済の活性化施策の一環として産業人材の育成を図っており、特に若い頃からの『働くとは何か』いう根本的な職業観の育成や、自分で考えアイディアを実現する力を養うための講座を、大学や企業との連携で開催している。『幕張新都心』は企業や商業施設、教育・研究施設などが集積し、未来型の国際業務都市の形成を目指す本市でも重要な地区の一つであり、ここに立地する大学や企業との連携により、推進している観光プロモーションをテーマに講座を開催することができた。
 高校でのプレゼンの機会は少ないと聞いていたが、皆さん真剣で内容も非常に見応えがあった。大学生も熱心に高校生を導いており、素晴らしいプレゼンだった。
 若い内に、さまざまな社会人と関わり、良い影響を受ける機会を創出することの重要さを改めて感じた。今後本市が国際化を進めるうえで、特に市内大学の留学生には卒業後も市内に留まり、市内企業の国際化推進の大きな力になることを期待している」と話す。

 (株)日本旅行 広報室長の矢嶋敏朗氏は「カンドゥーにブランドパートナーとして出展したり、千葉市の公立高校の修学旅行を多く担当していることから、今回の産学官連携の取り組みに参加することを決めた。普段は、インターンシップの受け入れや観光系大学でツーリズム論を教えているが、単に憧れだけで旅行業を希望する学生が目立つ。今回の講座では本当の旅行業はどんなものなのかを高校生達に学んで貰い、またアカデミックとキャリアの両分野を融合して講座を行えたことが有意義だったと思う。今後も千葉市内の学校と連携してCSR活動を行っていきたいと考えている」と語った。

 審査員として参加した、(株)カンドゥージャパン 運営本部長の中島信弘氏は「高校生らのしっかりした発表には感心した。ただ、上手くまとまってはいましたが、高校生らしい、かつアントレプレナーの本来の発表という意味では物足りなさを感じた。千葉の魅力を高校生の目から見た若い表現や、『世界の中の千葉』を表現できる提案があっても良かったのではと思う。カンドゥージャパンでは、インターンシップは多数受け入れを行っており、将来的にも受け入れ予定」と話す。

 千葉市 http://www.city.chiba.jp/
 (株)日本旅行 http://www.nta.co.jp/
 (株)カンドゥージャパン http://www.kandu.co.jp/corporate/

◆「海浜幕張を舞台としたビジネス体験講座」 概要
【参加者】 千葉市立稲毛高等学校生3名/千葉市立千葉高等学校生4名
      神田外語大学生6名(サポート役)
【講座内容】
●1日目 2014年12月13日(土)(場所: 神田外語大学)
 講義
 ・働くことの意義について(神田外語大学非常勤講師 宮口直人氏)
 ・旅行産業について((株)日本旅行 広報室長 矢嶋敏朗氏)
 ・マーケティングについて((株)カンドゥージャパン 広報部長 大林久人氏)
 ・千葉市の観光プロモーション戦略について(千葉市集客観光課 観光プロモーション担当課長 桜井篤氏)
 ・旅行プランテーマの設定、フィールドワーク訪問先の設定
●2日目 2015年1月10日(土)(場所: 神田外語大学)
 フィールドワークをして旅行プラン案の実現可能性を検証、旅行プラン作成、中間発表
●3日目 2015年2月11日(水)(場所: 神田外語大学)
 旅行プラン完成、プレゼンテーション資料作成、プレゼンテーション練習
●4日目 2015年2月21日(土)(場所:カンドゥー<イオンモール幕張新都心内>)
 千葉市内の旅行プランのプレゼンテーションを行う。
 (審査員)神田外語大学 非常勤講師 宮口直人氏
      (株)日本旅行 広報室長 矢嶋敏朗氏
      (株)カンドゥージャパン 運営本部長 中島信弘氏

▼本件に関する報道関係の方の問い合わせ先
 ※本リリースは、千葉県政記者会、千葉市政記者会にも配信されております。
 学校法人佐野学園 学園広報部 
 TEL: 03-3258-5837
 FAX: 03-5298-4123
 MAIL: media@kandagaigo.ac.jp

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