大谷大学

目指せ、大学生作家! 大谷大学が、2015年4月より「文藝塾」をスタート――高度な文章作成能力を養成し、“書くこと”を仕事にする

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大谷大学は2015年4月から、作家志望の学生など“書く仕事”を目指す学生のための「文藝塾」を開設する。これは、自信をもって社会を生きていくためのリテラシーの一つとして、主体的に自己表現ができる高度な文章作成能力を身につける機会と場所を提供することを目的としたもの。同大はグランドデザインにおいて、現代社会に不可欠な文章作成能力の養成に力を注ぐ教育方針を打ち出しており、このたびの「文藝塾」の開設により、キャリアイメージの向上を目指す。

 「文藝塾」は、学生がさまざまな場面で主体的に自己表現できる高度な文章作成(文章実践)能力を身につける機会と場所を提供することを目的に開設されるもので、「文藝塾講義」と「文藝塾セミナー」の2本柱で構成される。

 「文藝塾講義」は文学部の正規授業で、「文藝」という文章実践の多様性と奥深さを知り、文章実践への理解を広げ深めることをテーマに開講する講義である。同大卒業生でもある芥川賞作家の津村記久子氏(作家)や、リリー・フランキー氏(作家・イラストレーター)、白岩玄氏(作家)など、「文藝」を生業として第一線で活躍するプロ作家を講師に迎え、人の心を動かす文章実践について学ぶ。

 受講者を公募する「文藝塾セミナー」は、作家・編集者・記者・翻訳家など、「書くこと」を職業とする外部専門家を講師に迎えたリレー形式の講座。前後期各5回ずつ開講する。「読み書き」に携わるさまざまな分野の職業人を招いて、学生の実践的な“書く力”の向上と、卒業後の進路選択に対するモチベーション醸成をめざす。

 上記の2本柱によって、作家志望の学生をはじめ“書く仕事”をめざす学生たちに対して、本格的な文章実践能力を身につけさせることと同時に、キャリアイメージを高めていく。
 また、志を同じくする仲間たちが集い交流する場、担当教員や専門家による個別相談を受けられるスペースも設置する予定。詳細は以下の通り。

◆文藝塾
【開 設】
 2015年4月
【受講対象者】
 文藝塾講義 30名程度(文学部の正規授業として開講)
 文藝塾セミナー 20名(受講者公募形式)を想定
【事業コンセプト】
 (1)自己表現を仕事に活かす方法を自覚する機会の提供 
 (2)書いたものに対するアドバイスを得る、評価される機会の提供
 (3)書くことを仕事としたい学生たちが集う場の提供
【文藝塾スペース】
 今年度は響流館に「文藝塾」のスペースを設置し、週1回のペースで担当教員らが個別相談に応じる(2016年9月に完成予定の新学舎に「文藝塾」専用スペースを設置)。
 講師として来校する専門家やアドバイザーの個別相談、志を同じくする仲間たちが集い交流する場を提供する。
【内容】
(1)自己表現を仕事に活かす方法を自覚する機会の提供
 ・「文藝」を生業として第一線で活躍する講師を招聘した授業「文藝塾講義」(前後期15回/不定期)、書くことを職業とするさまざまなジャンルの専門家によるリレー形式の「文藝塾セミナー」 (月1回)の開講。
 ・授業終了後、講師と学生の対話機会の提供。
 ・作家、記者、編集者等によるセミナー・講演会等の開催。
(2)書いたものに対するアドバイスを得る、評価される機会の提供
 ・文藝塾スペースにアドバイザーが常駐し、個別相談を実施。(※2016年9月より本格実施予定)
 ・文芸コンテストや懸賞等の情報・資料収集と参加支援。
 ・優秀な文芸作品への出版助成をめざす。
(3)書くことを仕事としたい学生たちが集う場の提供
 ・文藝塾スペースにおける、専門家やアドバイザーとの交流。
 ・文藝塾スペースにおける、志を同じくする仲間との交流。

●「文藝塾講義」について
【今後の講師予定】
 麻木未穂氏(作家)、津村記久子氏(作家)、白岩玄氏(作家)、木爾チレン氏(作家)、リリー・フランキー氏(作家・イラストレーター)らの招聘を予定。
 第1回講義(全体ガイダンス) 2015年4月7日(火)16:20~19:30

●「文藝塾セミナー」について
【今後の講師予定】
 萩原広告事務所 萩原健次郎 氏(コピーライター・詩人)
 PHP研究所 常務取締役 安藤 卓 氏(編集者)
 大広関西 コミュニケーションデザイン局 部長 別所正章 氏(コピーライター)
 ホトトギス同人会会長・真宗大谷派前宗務総長 安原 葉 氏(本名:晃 俳人)らの招聘を予定。

第1回 「本当に『読み書き』できていますか?-映像翻訳の世界-」 
【日 時】
 2015年4月23日(木)18:00~19:30
【講 師】
 日本映像翻訳アカデミー代表 新楽直樹 氏
【内 容】
 映画やDVD、衛星放送など国内外の映像作品を翻訳する際には、語学力だけでなく、さまざまな文化や習慣についての知識、また作品全体における場面状況を把握して表現するセンスが必要になる。このような能力をどのように修得していくのかを講義する。

▼本件に関する問い合わせ先
 大谷大学 企画課
 TEL: 075-411-8115
 FAX: 075-411-8149
 E-mail: kikakuka@sec.otani.ac.jp