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金沢大学と信州大学は11月29日、金沢市内で「『かがやき・つなぐ』北陸・信州留学生就職促進プログラム」キックオフシンポジウムを開催した。同シンポジウムは、企業が求める留学生人材に応える高度職業人材を育成・輩出するための教育プログラムを紹介し、企業が外国人留学生を採用するためのノウハウ・機会の共有の場として開かれたもの。当日は北陸地区の企業などを中心に、約120名が参加した。
「『かがやき・つなぐ』北陸・信州留学生就職促進プログラム」は、金沢大学と信州大学が、石川県・長野県・福井県・富山県をはじめとする地方自治体や北陸経済連合会・長野県経営者協会などの経済団体、北陸銀行・八十二銀行などの地元銀行と連携して展開するプログラム。北陸・信州地域の外国人留学生を、"キラリとかがやく"高度な専門知識と技術を持ち、わが国の企業文化に溶け込んで地域に根付き、北陸・信州地域の産業活性化とわが国の成長の原動力となる高度職業人材として育成することを目的としている。
同プログラムでは、企業の文化・習慣の相違や大都市圏への集中などの理由から地域に根付いていない外国人留学生とグローバル人材を求めている北陸・信州地域の企業とのマッチングを図るため「ビジネス日本語教育」「キャリア教育」「協働インターンシップ」を軸とした外国人留学生向け教育を行う。関係機関と連携して留学生と地元企業の結びつきを深めることで、留学生の活躍による北陸・信州地域の活性化や地元企業の海外展開を促進することが期待される。
同プログラムは、文部科学省の「留学生就職促進プログラム」に採択されており、今年度から最大で5年間実施される。
このたび、同プログラムの紹介と企業が外国人留学生を採用するためのノウハウ・機会の共有を目的として「『かがやき・つなぐ』北陸・信州留学生就職促進プログラム」キックオフシンポジウムを開催。
シンポジウムは、金沢大学の山崎光悦学長と信州大学の濱田州博学長の開会あいさつに始まり、続いて文部科学省高等教育局学生・留学生課の井上諭一課長(代読:同課 槇大翔氏)があいさつ。その後、金沢大学の大谷吉生副学長と信州大学の田中清副学長が、各大学における留学生就職促進プログラムの取り組みについて説明した。
そのほか経済産業省貿易経済協力局技術・人材協力課の嶋村英治企画官が同省の高度外国人材活躍推進に向けた取り組みに関して説明。また、石川県、長野県、福井県、富山県における企業が実施する留学生採用の取り組みの説明や、外国人留学生による日本での留学生活の紹介なども行われた。
(参考)
・「『かがやき・つなぐ』北陸・信州留学生就職促進プログラム」概要
http://www.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2017/06/0623-03.pdf
▼本件に関する問い合わせ先
金沢大学総務部広報室
〒920-1192 石川県金沢市角間町
TEL: 076-264-5024
http://www.kanazawa-u.ac.jp/