酪農学園大学

酪農学園大学の学生がレシピを考案した「アロニアライ麦パウンドケーキ」をコミュニティ・カフェで提供

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酪農学園大学(北海道江別市)の学生がレシピを考案した「アロニアライ麦パウンドケーキ」が、2月3日(月)~2月28日(金)の期間、障がい者の就労を目的とした「コミュニティ・カフェ 笑くぼ」(北海道江別市)で提供されている。このメニューは、酪農学園産のライ麦と、最近注目されている果実であるアロニアを用いたもので、レシピを考案したのは農食環境学群4年生の大西雅さん。まだ開発中の段階だが、今回の試食提供を経て、今後の商品化を視野に入れている。

 「コミュニティ・カフェ 笑くぼ」では、障がい者が地域の中で自立した日常生活・社会生活を営むことができるよう、就労の機会を提供しながらサポートを実施。厨房・接客業務を通して、一般就労のためのトレーニングを行っている。
 酪農学園大学では2018年から、関連事業所の「菓子工房 笑くぼ」と連携した取り組みを推進している。同大の「作物生産ステーション」で研究用に栽培したものの一部を無償で提供し、学生がレシピを考案した「ライ小麦クッキー」を同工房で販売している。
 
 このたび、コラボレーションの第2弾として、酪農学園産のライ麦と、最近注目されている果実であるアロニアの有効活用を目的とした「アロニアライ麦パウンドケーキ」を試作した。レシピを考案したのは農食環境学群4年生の大西雅さんで、カフェでランチメニューを注文した人に無償で提供。まだ開発中の段階だが、今後の商品化を視野に入れている。

■「アロニアライ麦パウンドケーキ」の開発と試食提供
・期間: 2月3日(月)~2月28日(金)
・場所: コミュニティ・カフェ 笑くぼ (北海道江別市野幌町48-2)
・内容: 酪農学園産ライ麦とアロニアを用いた「アロニアライ麦パウンドケーキ」
・提供: ランチメニューを注文した人にミニデザートとして無償提供

【アロニア】
 「黒いナナカマド」ともいわれ、ハスカップやブルーベリーに比べても、ポリフェノール含量が数倍高いスーパーフード。抗酸化性や抗菌性などさまざまな生体機能性についての研究が注目されている。
【ライ麦】
 小麦と比べてミネラルや食物繊維、ビタミンB1を多く含んでいる。酪農学園大学では、栽培の研究用に使用されるもの以外は、食用や家畜の飼料、装飾品「ヒンメリ」の材料などとして有効活用している。
【レシピ開発のポイント】
 今回使用しているのは、アロニアの果皮(搾汁残渣)。アロニアはそのまま食べると大変渋く苦い性質を持っているが、パウンドケーキに紅茶の茶葉のように混ぜて焼くことによって、食べやすくなることが分かった。

(参考記事)
・酪農学園大学が福祉事業所の「菓子工房 笑くぼ」と「ライ小麦クッキー」を開発 -- 農福連携の一環(2018.04.25)
 https://www.u-presscenter.jp/2018/04/post-39271.html

▼本件に関する問合せ先
 〒069-8501 江別市文京台緑町582番地
 酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類 講師 宮崎早花
 電話:011-388-4734
 E-mail:sayaka-m@rakuno.ac.jp

大西さん.jpg 大西雅さん

アロニア.jpg アロニア

ライ麦.jpg ライ麦