関西学院大学

関西学院大学とスノーピーク、包括連携協定を締結~キャンプの要素を取り入れた新たな学び舎「Camping Campus」ほか 自然と教育を融合した取り組みを本格始動

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関西学院大学(学長:村田治、兵庫県西宮市)と株式会社スノーピーク(代表取締役社長:山井梨沙、本社:新潟県三条市)は6月17日、包括連携協定を締結しました。発表会は天候にも恵まれたなか、自然豊かな関西学院大学の神戸三田キャンパス(兵庫県三田市)と、約5万坪の広大なキャンプフィールドを誇るスノーピークのHeadquarters(新潟県三条市)をオンラインで結んで開催。関西学院大学からは、村田治学長と加藤知副学長ら、スノーピークからは、山井太代表取締役会長と高井文寛代表取締役副社長が出席しました。

 アウトドアブランドと大学が連携することで、世代や立場、文系・理系の境界、専攻分野、国境などの枠にとどまることなく、多様な価値観や世界に触れることで形成される''BorderlessInnovator''(境界を越える革新者)の育成や、コロナ禍における''新しい生活様式に沿った学びの場''の創造など、協定内容について説明いたしました。

【「包括連携協定」の主な連携内容】
1)キャンプの要素を取り入れた学びの場「Camping Campus」
 「Camping Campus」は、学部・学年の壁、大学と社会の壁、人間社会と自然の壁、教室という場所的制約、授業時間という時間的制約など、あらゆるものをボーダーレス化し、新しい学びの時間と空間を提供する試みです。大学キャンパスという日常の中に、キャンプのテントや焚火といった非日常を融合させて、内発的な自由な発想でinnovationを起こすことができる学生の育成を目指します。大学教育の中に自然そのものを積極的に取り入れて、人と人をつなげる新たな教育の場を創造します。

2)学生主導によるキャンプがもたらす効果に関する共同研究
 理工学部・人間システム工学科 長田典子教授による共同研究の実施を予定。専門である「感性工学」に基づいて、人が「Camping」体験を通じて得られる、感動やワクワク感といった目に見えない感性の価値を、アカデミックに数値化して評価することによって得られた知見を新しい学びの場やスノーピークのギア開発に活かします。

3)関西学院大学生とアウトドアブランドが取り組むSDGs
 関西学院大学限定のオリジナルマイボトルを共同開発します。学生によるマイボトル開発プロジェクトチームを結成し、スノーピークの商品開発チームと共に、サイズ、素材、デザイン、価格帯などについて意見交換をし、企画・開発に取り組みます。学生自らが開発プロセスを経験することによって、課題発見や課題解決といった実践的な学びの場になることが期待されます。2021年度より、新入生への配布や全学生を対象とした販売を予定。意識改革やプロモーションの一環として、神戸三田キャンパスで年間消費される約 27万本のペットボトルのうち、3万本の削減を目指します。

 今後も関西学院大学とスノーピークは、学生をはじめ教育の最前線で活躍する関係者と膝を突き合わせて、学生一人ひとりが生き生きと輝ける環境整備や物理的・時間的制約から開放された新たな学びのフィールドの創造を目指してまいります。

※「Camping Campus」特設サイト
 https://whatfor.kwansei.ac.jp/kobe-sanda/cc.html

▼本件に関する問い合わせ先

関西学院広報室

住所

: 兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155

TEL

: 0798-54-6017

FAX

: 0798-54-0912

会見3.jpg オンラインで実施した包括連携に関する発表会

ksc20061717.jpg 晴天のもと、発表会に臨む村田治学長(右)と加藤知副学長

sksc20061723.jpg 関西学院大学 神戸三田キャンパス