大学通信が提供する大学情報に特化した広報支援サービス 大学プレスセンター

　神田外語グループは、1992年より毎年、全国の英語教育関係者向けに英語教育公開講座を開講しています。これまでにも、小学校3年生からの英語授業や大学入学共通テストの導入など、日本の英語教育が変化していく中、時代に合わせた講座を多数行ってきました。

　この度の英語教育公開講座2020の基調講演には、新渡戸文化小中学校・高等学校統括校長補佐の山本崇雄先生にご登壇いただき、「''with/afterコロナ'' 時代の英語教育のあり方を模索する」と題して、自著『教えない授業』の中で主張されている自律学習者を育てる教育の重要性についてお話いただきました。講義の中では、自律学習ができる生徒は、なりたい自分になるべく、より良い選択肢を選び、自分をコントロールしながら行動することができるため、自律学習者の育成は重要であると語っていました。
　このほか、Google classroomを利用した指導法や英語モジュールといった無料ウェブ教材を活用して英語の多様性を学ぶ方法など、オンライン教育における新しい教育のかたちを示した各講義が行われました。また、講座申込特典（無料）として、神田外語大学言語メディア教育研究センターの石井雅章准教授による「オンライン授業何でも相談会」を実施。小学校・中学校・高等学校の先生方、英語教育関係者の方々のオンライン授業に関する疑問や悩みをご相談いただきました。

　本講座は新型コロナウイルスの影響により初めてオンラインでの開催となりましたが、9月19日、20日の2日間で、延べ322名以上に参加いただき、アンケートに回答いただいた方の90％以上に満足いただくことができました。講座を受講された方々からは以下のような感想が寄せられました。

・山本先生の基調講演に参加しましたが、とても内容が充実していました。先生の実践方法を伺い、予測不可能な時代に
生きる子どもたちへ、教育の在り方を考えさせられました。私たちは、もっと世の中に目を向けて、生徒たちが幸せに
なれるような実践をしないといけません。デジタル機材は充実していませんが、彼らに向かう姿勢はすぐに変えられます。
先生のモチベーションを認める言葉かけるや考え方は明日からでも実践できます。今日はありがとうございました。
（中学教員 40代女性）　

・Daniel O. Jackson先生の講座に参加しました。Discussionとレクチャーのバランスが良く、内容も理論と実践のバラ
ンスよく、大変有益でした。criterion, writing conferenceなど具体的なアイデアもあり、授業に活かせそうなアイデア
があり大変刺激されました。先生の講座はまた受講したいと思う。ありがとうございました。　　　　（大学教員 ４０代男性）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

・Sean Green先生の講座に参加しました。Googleクラスルームや、ポートフォリオを作る方法などオンラインでも生徒
教員ポジティブフィードバックをしながら繋がっていける方法を知りました。非常に有効でした。ありがとうございました。　　（中学教員 40代女性）

◆英語教育公開講座2020　概要
【テーマ】　「英語授業のためのデジタル教材と機器／Digital Materials and Devices for Teaching English」
【日　程】　2020年9月19日（土）、20（日） 　両日ともにオンラインでの実施しました
【対　象】　小学校・中学校・高等学校の先生方、英語教育関係者、英語・英語教育に関心のある方
【詳　細】 https://www.kandagaigo.ac.jp/eikyo/
【受講費】 １講座につき2,000円（税込）　※基調講演・デモ授業体験・相談会は無料
【主　催】 神田外語大学、神田外語学院