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京都産業大学は、京都府綴喜郡井手町（むすび家ide）、京都府綾部市（綾むすび館）、香川県土庄町（夢すび館）に次ぐ4件目の地域交流拠点として、京都市西陣地区に「町家 学びテラス・西陣」を開設した。本学が開学以来大切にしてきた「むすびわざ」の精神をもとに、地域との共生・連携を推進し、社会に新しい価値を産み出していくことを目的としている。

昭和初期に建てられた築約100年の伝統的な京町家を活用し、1階は交流・ミーティングスペースとして学生および教職員が実践的な学びの拠点として利活用する。2階は「Studio-128」と名づけ、起業家育成支援のためのレンタルスペースとして運用を始めており、本学卒業生や在学生が起業を目指す際のオフィスとしていくことも想定している。施設全体が起業家や地域リーダーと学生が交流する創発の場としての役割を担う。

西陣地区は、西陣織に代表されるものづくりや、歴史的な景観等、伝統と文化が集中している。近年は、この蓄積された創造の源泉に惹かれ、集まってくる若手の職人、アーティスト、クリエイターや、最先端技術を扱う事業者などを支援する取り組みもあり、職と住が一体となった''動き''が見られる。西陣が大切にしてきた伝統や文化を守りながら、西陣というブランドに新たな価値を産み出し、学生や研究者、起業家など多様な役割と世代の交流促進を目指す。

むすんで、うみだす。　　上賀茂・神山　京都産業大学

関連リンク
・京都産業大学 町家 学びテラス・西陣
https://www.kyoto-su.ac.jp/facilities/terrace/index.html
・「町家 学びテラス・西陣」開所式を行いました
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20200910_350_machiya.html