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　本学を含めた4大学では、2017年度文部科学省「留学生就職促進プログラム」に採択された「SUCCESS-Osaka」において、外国人材のキャリア形成支援事業を展開してきました。2021年度を以て同事業の委託期間が終了することに伴い、推進母体である「CARES-Osakaコンソーシアム」を再編する形で、取組みを継承・発展させていきます。

　新コンソーシアムは、国内の高等教育機関で学ぶ外国人留学生の専門性とソフトスキル（異文化間コミュニケーション力、計画・調査力、自己管理力等）の育成を産学協働によって実現させます。単に内定獲得を目的とするのではなく、持続した就業を前提とした「キャリア形成支援」の取組みである点が最大の特長です。留学生の活躍が国内企業の変容とさらなる成長、ひいては次世代の日本社会の形成促進に直結します。

　まずは「留学生の日本企業との交流機会：1人1,000時間」を目標に、企業との連携促進（情報交換、イベントの企画、インターンシップの開発等）や、留学生の自己分析に基づく自己実現力の強化（日本企業の理解促進、自身の適性把握等）に取り組みます。また、従来の4大学に加え、国内の高等教育機関に横展開し、より多くの大学の参加を募ります。

(1) 大学連携によるスケールメリット
・各大学のプログラム運営コストの大幅削減
・就職希望の留学生集団の存在が、外国人材を求める企業への訴求力を高める
・高い発信力による社会的インパクト

(2) 徹底したプロセス管理による数値の向上
・プログラム登録者、セミナー等への申込者数の向上策
・留学生就職促進教育プログラム認定制度＊と連関した各種キャリア形成支援・インターンシップの開発および参加率向上策
・徹底した登録者動向の把握・分析・検証による、プロセス上の数値改善を意識した、持続可能なキャリア形成支援プログラムの実現
（＊） 外国人留学生に対する「日本語教育」「キャリア教育」「インターンシップ」を一体として提供する質の高い教育プログラムを文部科学省が認定する制度

(3)「高度専門職」としての外国人材の育成・推進
　・日本企業におけるD&I（ダイバーシティ＆インクルージョン）を実現し、企業の人材活用スキルを支援
　・留学生の日本企業への就職に対するモチベーション「日本で働く意味」を向上
　・世界に冠たる日本の大学として、多様な人材の育成推進

■ 外国人留学生のためのキャリアフェスタ「SUCCESS-Osaka Future Design2021」を11月19日に開催
　「SUCCESS-Osaka」ならびに大阪府が主催する、外国人留学生によるビジネスプランコンテストが11月19日に梅田スカイビルにて開催されます。36人の留学生が日本企業と協働して、SDGsをテーマとした社会課題の解決に向けた事業アイデアを発表するイベントです。当日は「留学生就職支援コンソーシアムSUCCESS」についても紹介します。取材をご希望の方は下記までお問い合わせください。

▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2021/No42.pdf


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