東京家政学院大学

東京家政学院大学とアカデミストがクラウドファンディングの実施に向けたパートナーシップ契約を締結~2件のプロジェクトに対してサポーター募集を開始~

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(最終更新日:

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東京家政学院大学(学長:鷹野景子)では、環境問題などの地球規模の課題に対して、家政学(生活科学)の視点から、研究に取り組んでいます。

 この度本学は、日本初の学術系クラウドファンディング・サービス「academist」を運営するアカデミスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:柴藤亮介、以下 アカデミスト)と、クラウドファンディングと大学の双方で研究を支援する「クラウドファンディング・サービスのパートナーシップに関する契約」を締結いたしました。これに伴い、寄付型のクラウドファンディングプロジェクト「子どもの感受性を育む幼児教育を広めたい!」、および「ポリ乳酸繊維の活用で、衣服の環境負荷低減へ!」を12月15日に公開し、サポーター(応援者)の募集を開始しました。

 このクラウドファンディング・サービスは、東京家政学院大学の学内研究者がインターネットを介して自分の研究や夢を発信することでその思いに共感した人たちがサポーターとなり、一緒になって研究を応援する新たな取り組みです。具体的には、研究費獲得を目指す研究テーマを学内から公募し、academistのクラウドファンディングで目標金額を達成した場合に、追加の研究費を大学が補助します。
 東京家政学院大学とアカデミストは、今後も連携してクラウドファンディングプロジェクトの達成に向けて、協力関係を推進してゆきます。

【プロジェクトの概要】
■プロジェクト名: 子どもの感受性を育む幼児教育を広めたい!
・チャレンジャー: 吉永早苗(東京家政学院大学現代生活学部児童学科教授)
・クラウドファンディング実施期間: 2021年12月15日10時〜2022年2月17日17時
・目標金額: 80万円
・URL: https://academist-cf.com/projects/239
・プロジェクト内容: 耳を澄ます経験等を保育環境構成に組み込むことにより、生活や遊びの中で子どもの多感覚的な認知が育まれるプロセスを解き明かすプロジェクトです。自然の音への気づきは、小さな「いのち」の存在への気づきです。身の回りの音・自分がつくり出す音への気づきは、自他の存在・環境と共にある自分への気づきです。本研究では、体の諸感覚を通し身の回りの環境とかかわる経験が、自然環境への関心や不思議の探求はもちろん思考や表現の豊かさにもつながっていくことを、アクションリサーチによって明らかにします。

■プロジェクト名: ポリ乳酸繊維の活用で、衣服の環境負荷低減へ!
・チャレンジャー: 花田朋美(東京家政学院大学現代生活学部生活デザイン学科准教授)
・クラウドファンディング実施期間: 2021年12月15日10時〜2022年2月17日17時
・目標金額: 50万円
・URL: https://academist-cf.com/projects/240
・プロジェクト内容: 衣服の環境負荷低減の一つの方法として、混合溶媒法で収縮加工した生分解性ポリ乳酸繊維を汎用合成繊維の代替え素材として活用することを提案するプロジェクトです。混合溶媒法により生分解が促進され、染色性が変化する実験的な知見を応用したテキスタイル制作方法を提示しています。今回のプロジェクトでは、収縮機構を明らかにすること、生分解性や染色性を更にコントロールすることを目指して研究を進めます。このプロジェクトを通して、多くの方に本研究とポリ乳酸繊維のテキスタイル作品を知って頂くことにより、生活の中の身近な繊維材料を考える環境教育やSDGs教育に貢献できると考えています。

★本件、取材等希望についてのお問い合わせはこちらにお願いします。
 東京家政学院大学 企画広報室 和久雄亮
 〒102-8341東京都千代田区三番町22
 TEL: 03-3262-2258
 FAX: 03-3262-2174
 E-MAIL: waku@kasei-gakuin.ac.jp