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　神田外語大学ボランティアセンターでは、外国語を学ぶ学生たちに、語学力、コミュニケーション能力、異文化理解力などを涵養するために活用出来る場を提供し、世界的な視野をもって活躍できるグローバル人材の育成を目指しています。
　2013年にボランティアセンターが設立されてから今年で10年目を迎え、これまでの参加学生数は延べ4,791名となりました。ボランティアセンターでは、アジア男子バレーボール選手権の大会通訳・運営といった世界的な競技イベントの言語サービスボランティアだけでなく、子どもたちに英語の楽しさを伝えることを目的としたイベントなど、学校教育関連での語学教育サポートボランティアを送り出しています。

　この度は、そういったボランティアに参加した1年生～4年生までの学生のうち、イベントに参加した学生67名に感謝と激励の意味を込めて、ボランティア参加証が授与されました(欠席の学生には後日配布)。また、ボランティア活動に参加した学生のうち3名が登壇の上、ボランティア活動を通じて何を感じ、何を学んだのか、これまでの活動内容について発表しました。

※1 ボランティアセンター：
『言葉は世界をつなぐ平和の礎』という本学の理念のもと、学生と社会がつながる様々なボランティアの機会を提供し、社会に貢献できる人材の育成を行うことを目的として2013年（平成25年）に設立されました。外部からのボランティア依頼の受け入れコーディネート、学生へのボランティア情報の紹介から活動前～活動後のサポートに至るまで、ボランティア活動全般にかかわるさまざまな支援を行っています。

＜登壇学生の報告内容＞　※一部抜粋
(1)　山崎 和志さん（外国語学部 国際コミュニケーション学科 国際コミュニケーション専攻 3年）
　　第21回アジア男子バレーボール選手権　大会通訳・運営ボランティアとして参加
　活動内容としては、通訳業務、選手誘導、控室の鍵の管理、会場設営などに携わりました。言葉の壁、時間感覚の違い、ボランティア間での連携、早起きなどは大変でしたが、選手との距離が近いことや選手から感謝のお言葉をいただけたことはとても嬉しかったです。選手とのコミュニケーションを通じて、異文化をはじめ、非言語コミュニケーションの重要性、また世界共通語である英語の重要性について学ぶことができました。

(2)　山崎 亜紗実さん（外国語学部 アジア言語学科 韓国語専攻 2年）
　　シェラトンホテル韓国フェア　運営補助ボランティアとして参加
　来場された方のお名前や簡単な挨拶をハングルで書くお手伝いをさせていただきました。ボランティアに参加した理由は、自分自身、韓国語を勉強し始めたころに名前や挨拶をハングルで書けるようになって嬉しかったので、皆さんにもその気持ちを感じて欲しかったからです。また、コロナ禍で海外旅行に行けない中、韓国フェアに来ることで、少しでも海外に行った気分を味わってもらえたらと思いました。活動を通して、自分でも理解していると思っていた部分が理解しきれていないこと、また、人に教えることで分かったつもりでいた部分を明確にすることができました。

(3)　塩原 陽和さん（外国語学部 アジア言語学科 インドネシア語専攻 2年）
　　Jリーグ：ジェフレディース外国人選手　日本語教育ボランティアとして参加
　週2回、選手の練習後に、挨拶やお店での注文方法などの日常会話、選手が練習中に使えるフレーズやひと声、日本文化などについてのレッスンをしました。選手の日本語の成長を一緒に感じられたことをはじめ、教えたフレーズをチームメイトに話したら「通じたよ！」という報告をもらったりしたことが嬉しかったです。また、選手との会話を通してスピーキング力、メッセージのやりとりを通してライティング力を伸ばすことができました。

◆参考
【神田外語大学ボランティアセンターＨＰ】
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/main/labo/vc/