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　京都産業大学経営学部伊吹ゼミ生は、「コミュニケーションと経営戦略・組織の交点」をテーマにゼミ活動に取り組んでいる。グローバルな人口増加で2025～30年には世界中でタンパク質危機と言われている昨今、伊吹ゼミ生はタンパク質をはじめ鉄分やカルシウムなどの栄養価の高く、食用に飼育するのに環境負荷が非常に低いことから社会課題解決策として注目されている昆虫食に着目。昆虫食を食したことのない方や負のイメージを持つ方に、昆虫食について正しい知識を提供し身近に感じてもらうことを目的にイベントを企画した。
　イベント開催にあたっては、クラウドファンディングで資金調達を行い、昆虫の種類や配合量を吟味し数々の試作を経てクリケットパウダー入りの「海鮮クリームパスタ」「ボロネーゼ」「チョコレートスコーン」に決定。1月15、16日限定でレンタルスペース「CIGOTOnoBA」（しごとのば）にて昆虫食カフェを開催した。
　当日は、115人が訪れる大盛況となり、実際に食した人は「イメージだけで拒絶するのではなく、まず食べてみることで昆虫食と向き合う一歩になった」と話した。
　企画した伊吹ゼミ生は「カフェ当日に多くのお客様に来ていただき、お客様がおいしそうに食べられる姿や食糧問題について親子や友人同士で話されている姿を実際に見て、とても嬉しく思い、昆虫食の魅力を十分に伝えられたと実感している」と語った。

むすんで、うみだす。　　上賀茂・神山　京都産業大学

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　 https://www.kyoto-su.ac.jp/news/2021_bu/20210805_130_keiei.html